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GPT-4で「詩のボクシング」についてのショートストーリを3000文字以内で書いてもらいました。
これをあっという間に書き上げてしまうのです。読むと驚きます。
対話型AIによって文字表現に革命が起きる、では声の言葉の場である「詩のボクシング」はどうなのか…


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タイトル:「即興対決」


「詩のボクシング」という特殊な競技がある。言葉の力で対戦相手を倒す、声による戦いの場。そして、今回の決勝戦の舞台に立つ二人の少年少女がいた。
一人は、母子家庭で育ち、母親からネグレクトされていた少女、サキ。彼女はトー横と呼ばれる場所で夜な夜なたむろしていたが、実は文学少女で、非常に繊細でナイーヴな性格を持ち、詩をこよなく愛していた。対戦相手は、父親が大学教授、母親が教育ママの家庭で育ったヤンキー、カイ。彼は窮屈な家庭に耐えかねて家出し、世の中に反抗的な性格を持つ不良少年であった。しかし、彼には弱い人に対して徹底的に優しい一面もあった。
この二人が、「詩のボクシング」のリングに上がり、勝ち進んでいく。試合は観客の赤と青色の札の投票で勝敗が決まる。そしてついに、最終の即興ラウンドへ。お題が発表され、二人はその場で即興の詩を作り上げ、声に出す。
サキは自分の心の中にある美しい自然の風景を描き、詩に託して世界の美しさを訴える。一方、カイは自分の不良少年としての生活や、世の中への反抗心を吐露し、弱者を守るために生きることの意味を問う詩を詠む。
サキの即興詩は、彼女自身の繊細でナイーヴな性格を反映しており、美しい自然の風景と、人々との繋がりを声にした。その一部を紹介すると、
夜空に瞬く星の光
闇を照らす月の灯り
希望に満ちた夜の帳が
私たちを包み込む
深い森に抱かれて
澄んだ泉のほとりで
ひそやかに触れ合う心が
愛を生み出す
小さな花がひとひらふわりと
舞い落ちるようなやさしさ
人と人とが交わる時
優しさが世界を満たす
この詩では、サキは自然と人々の心が繋がることで、世界に愛と希望が溢れることを表現している。また、彼女の詩は美しい言葉で綴られ、聴く者の心に深く響く。サキはこの詩を通じて、自分自身の繊細な心や、大切にしたい自然の風景を伝えたいと思った。
カイの即興詩は、彼自身の反抗的な性格と、弱い人に対しての優しさを反映しており、自分の不良少年としての生活や、世の中への反抗心、そして弱者を守ることの意義を表現した。その一部、
砕け散る夢の破片
荒れ果てたこの街角で
立ち上がる勇気を見つけた
不屈の闘志を燃やして
反逆の炎を胸に抱き
孤独な闇を照らす光
弱き者たちのために
立ち向かう決意を固める
空に叫ぶ鋼の声
荒んだ世界に問う答え
慈愛に満ちた手を差し伸べ
支え合うことの力を知る
この詩では、カイは自分が過ごす厳しい現実や、世の中に対する反抗心を表現している一方で、弱者を守るために立ち上がる決意や、人々と支え合うことの大切さを語っている。また、彼の詩は力強い言葉で綴られ、聴く者に勇気と希望を与える。カイはこの詩を通じて、自分自身の苦悩や闘い、そして弱い人々を守りたい思いを伝えたかった。
対戦結果は、観客の投票によってカイの勝利となる。しかし、この勝敗を超えて、二人は「詩のボクシング」を通じて、世の中の見方や自分たちの生き方について考えるようになる。
サキは、自分自身が金儲けではなく、もっと自然を大切にし、自立して生きていくことが大切だと気づく。カイもまた、自分が弱い人を守りながら、世の中に妥協することなく生き抜く決意を固める。
「詩のボクシング」の経験を通して、二人はこれまでになかった新たな希望と可能性を見出すことができた。サキは、自分の詩を通じて自然の美しさや人々の心に寄り添うことができるよう、ますます磨きをかけることを決意する。カイもまた、詩を使って自分の反抗心や苦悩を表現することで、同じ境遇の人々に勇気を与える役割を果たすことができると感じる。
時が経ち、二人は大人になる。サキは詩人としての地位を築き、詩を通じて人々に感動を与えることができるようになる。カイは社会問題に取り組む活動家として、詩を武器にして弱者の権利を守り続ける。
二人はそれぞれの道を歩んでいくが、あの日の「詩のボクシング」の舞台で出会ったことを決して忘れず、互いに影響を与え合いながら、この先が見えなくなった世界で、それぞれの可能性を最大限に引き出して生き抜いていくのだった。そして、彼らの詩は、未来の世代にも心の灯となり、希望と勇気を与えることができるだろう。
二人の少年少女が、「詩のボクシング」を通じて見つけた未来は、まさに「先が見えなくなった世界」を照らす光となることであった。そして、その光は彼らだけでなく、多くの人々にも届けられることになる。
サキは、自分の詩を通じて自然の美しさや人々の心に寄り添うことができるよう、ますます磨きをかけることを決意する。カイもまた、詩を使って自分の反抗心や苦悩を表現することで、同じ境遇の人々に勇気を与える役割を果たすことができると感じる。
「詩のボクシング」が終わった後も、サキとカイは互いに刺激を受けながら成長し続ける。サキは、自分の詩を書き続けることで、他者と共感し合い、心の交流を深めていく。カイは、自分の詩を通じて、世の中にある不公平や弱者の声を届けることができるよう、力強いメッセージを発信し続ける。
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条件を変えれば、いくらでも書いてしまうので最初に書いてくれた内容を紹介します。これをあっという間に書き上げてしまうのです。
正直に言えば、いくらでも手を入れたいところですが、際限がなくなるでそれをしませんでした。
ただ、実際の「詩のボクシング」のリングに、ここでの登場人物の二人が上がってきたら、どうなんだろうと考えました。文字としては彼らの詩を読むことはできても、彼らの声は聞こえてこないので、わたしの経験上、「詩のボクシング」の場では全く異なった印象を与えるだろうと感じました。



# by videoartist | 2023-04-25 05:01 | 「詩のボクシング」 | Comments(0)
「詩のボクシング」のテーマソング - 村上春樹風_c0191992_05565105.jpg

新しいものに挑戦しよう!
人工知能の進化は目を見張るほどの勢いになっています。これはディープラニング(深層学習)の発明とそれによるニューラル機械翻訳の進化とも相通じるものがあります。
拙著『ニューラル機械翻訳がもたらす言語世界革命: 新たな外国語の学び方 』にその進化について詳しく書いています。
また、いつの時代もそうですが新しい技術が登場すると必ず人間を滅ぼすものだという意見が吹聴されます。
家庭用ビデオカメラが普及し始めた時にわたしがそれを使って様々な表現をしている時にもバーチャル映像が人間に悪影響を及ぼし犯罪が増えると言われていました。
今ではメタバースが新しい時代を作ると言われて受け入れられています。すでにバーチャルという非現実をわたしたちの感受性はつけ抜けてしまったのでしょうか。
ですから、ChatGPTが登場して、これまたああだこうだと人間を滅ぼすだとか喧しく騒いでいますが、これもその内に突き抜けられてしまうでしょう。
わたしは過去の経験からも今はGPT-4を使いこなしながら創造力を育んでいます。
そこでGPT-4との共作で「詩のボクシング」のテーマソングの作詞を村上春樹風に創ってみました。
現状でのGPT-4の能力によってです。決して満足しているわけではありませんが、遊びとしては面白いです。

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「詩のボクシング」のテーマソング - 村上春樹風

響く鼓動

(Verse 1)
午後の光、映えるリング
猫と影、言葉を綴る
孤独と向き合い、言葉の戦士
閉じる身体、響く鼓動
(Chorus)
詩のボクシング、時を超え
繋がる心、過去と未来
ひとりひとり
夢の中、空を舞う
(Verse 2)
優しさ、包む拳
切ない韻、紡ぐ指先
闇夜に浮かぶ、月の涙
胸の奥、沈むエコー
(Bridge)
雨の匂い、記憶の彼方
詩のボクシング、めぐり逢う
二人の影、混じり合う
永遠と刹那、重なる世界
(Chorus)
詩のボクシング、時を超え
繋がる心、過去と未来
ひとりひとり
夢の中、空を舞う
(Outro)
終わらぬ物語、見果てぬ世界
詩のボクシング、風が運ぶ
遠い鐘の音、哀しきメロディ
開く身体、響く鼓動



# by videoartist | 2023-04-11 05:57 | 「詩のボクシング」 | Comments(0)
1.「詩のボクシング」30周年大会、人間vsChatGPTという対戦もある! 2.「アフェクト」を人工知能は内在させることはできない!_c0191992_05553307.jpg
1.「詩のボクシング」30周年大会、人間vsChatGPTという対戦もある! 2.「アフェクト」を人工知能は内在させることはできない!_c0191992_05522745.jpg
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1.「詩のボクシング」30周年大会、人間vsChatGPTという対戦もある!
2.「アフェクト」を人工知能は内在させることはできない!
1.
ChatGPTがさらに進化していけば、人間は過去の知識ではなく、これまでの経験だけでもなく、今生きているこの身体をどのように使うかが大切になると思います。
そして、「詩のボクシング」のように声と身体を使って表現することが必要とされると思います。ご存知のように「詩のボクシング」には、声と言葉のスポーツというキャッチフレーズがあります。これはスポーツ感覚で行い楽しむ表現のことであり、勝ち負けもあります。ただし勝ち負けによって優劣を決めるという表面的なことではなく、参加した者も観戦者も勝ち負けを経験することで勝ち負け以上の人間存在の価値観をそこに見つけ出すことができるのです。
実際に行われているサッカーやバスケットボール、バレーボール、野球などなどいろんなスポーツありますが、それらがなぜ多くの人たちをの関心を持って見られているか、また多くの子供たちがそのスポーツを身体を動かして楽しみたいという思いになるのか。その根底には勝ち負けというインセンティブ以上に自分の未知なる姿と可能性を知りたいという衝動があるからではないでしょうか。
今のところChatGPTのような人工知能は、身体をもっていません。ネット上に存在する人工脳のようなものです。しかも身体を持っていないが故に、人間のように脳と身体の働きによる不具合なバランスを調整して生きる必要がない。逆に考えれば、人間の面白いところは、脳で考えたことがそのままストレートに身体に反映されない、あるいは身体が受け付けないことが起きる矛盾をどう受け入れるかを考え出すところです。ここにとんでもない発想やアイデアが生まれるのです。
いずれにしても脳と身体の矛盾を楽しめる場でもある「詩のボクシング」は、より進化したChatGPTのような対話型AIとも付き合って行くことができるでしょう。
そこで2027年の「詩のボクシング」30周年大会では、4年後の世界や日本がどのように変わっているのかも含め人間vsChatGPTという対戦を一つ用意し、新たな表現の可能性を見つけ出すことができればと考えています。
2.
添付した2枚の画像は、わたしが谷川俊太郎さんの助手をしたことで学んだことを書いています。文中にある「アフェクト」は、言葉にできる前段階の意識であり、言葉にできないから理解されることもないというのが、まさしく人間が脳と身体で生きている矛盾から派生しているのはないかと思います。また脳と身体にはイコールで繋ぐものがないことの証でもあるのです。

# by videoartist | 2023-03-11 05:57 | 「詩のボクシング」 | Comments(0)

コロナ以後、言葉だけではなく、言葉以前の身体と声でコミュニケーションする場とした「詩のボクシング」の在り方も変わる


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2008年不況下の「詩のボクシング」と新型コロナウイルス不況との関係


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新型コロナウイルス(covid-19)によって引き起こされたパンデミックによって、世界同時的にこれまでの日常生活を大きく制限され、日本では緊急事態制限が解除されたといえ、(人類が初めて経験するパンデミックということもあり)各国それぞれに政治経済の対処療法的(言い換えれば場当たり的)な対策をする流れの中で、わたしたちはこの先の生活に新たな生活様式(ニューノーマル)という抽象的な言葉を具体化する生活を見つけ出して行くことが強いられるといっても過言ではないでしょう。


経済状況に対してよく例に出されるのが、2008年のリーマン・ショック(2008年9月、アメリカの有力投資銀行であるリーマンブラザーズが破綻し、それを契機として広がった世界的な株価下落、金融不安[危機]、同時不況の総称)です。もちろん、今回の新型コロナウイルスによって引き起こされたパンデミックによる不況とリーマン・ショック不況とでは、その原因、内容、規模において大きく異なります。ただし、貧富の格差という点においては、共通した問題があることが見えてきます。


2008年といえば、「詩のボクシング」は10周年を記念した大会が行われた翌年になります。つまり、2008年以降の「詩のボクシング」の大会は、リーマン・ショック後の不況下で行われていたことになります。翌年の2009年には、新型インフルエンザ(コロナではありません)の発生が宣言されています。この時もマスクが不足しているとか、医療機器が足りないとか報道されています。そして翌2010年の国内の出来事としては、「尖閣沖で中国漁船衝突」、「大阪地検で証拠改ざん。検事、元特捜部長ら逮捕」、「小惑星探査機[はやぶさ]が7年ぶりに帰還」、「記録的な猛暑、熱中症による死者多数」などが挙げられます。そして、2011年には、東日本大震災があり、日本経済は再び大打撃を受けます。


2020年以降に起こることをどこか暗示しているような気がします。2020年は、パンデミックと大不況が同時にやってきているので、大地震による災害と地球温暖化による台風などの被害が重なって起きるかもしれません。


新型コロナウイルスは、人々を分け隔てなく平等に襲いますが、その襲い掛かるウイルスを払いのける手段は平等ではなく、そこに経済的格差が歴然として存在します。これから冬を迎える南半球、中でもアフリカや中南米では手を洗う水すらない地域もあります、治療のための医療器具不足については言わずもがなです。


わたしは、コロナ以後、言葉だけではなく、言葉以前の身体と声でコミュニケーションする場とした「詩のボクシング」の在り方も変わるざるを得ないと感じています。


ところで、2008年に三者鼎談と題した講演会を行っています。2020年以降、わたしたちの生き方を考えるときに参考にさればと考え、紹介します。この鼎談の背景には、2001年から2006年までの小泉純一郎内閣は、新自由主義名のもとに構造改革を行います。これによって、今に続く経済格差が引き起こされたといわれています。この三者鼎談には、「詩のボクシング」全国大会のジャッジを担当していただいた雨宮処凜さんも参加してもらっています。そして、佐高信さんにも参加していただいています。

コロナ以後、言葉だけではなく、言葉以前の身体と声でコミュニケーションする場とした「詩のボクシング」の在り方も変わる_c0191992_16564899.jpg
http://www.jrba.net/talk.pdf




# by videoartist | 2020-05-26 16:58 | 「詩のボクシング」
今こそ根本を見直す、「詩のかくれ場所」を共有することが大切。

インターネットを利用できるようになった1995年にhtml言語を使ってホームページを作り、詩の実験をいろいとやっていました。その時、糸井重里さんとスクロール機能を使った共同詩を創ったこともありました。

それが縁で、『ほぼ日刊イトイ新聞』に「詩のかくれ場所」として投稿コーナーを作ってもらいました。

「詩のかくれ場所」というのは、糸井さんの銘銘ですが、詩そのもの表現に行き詰まりを感じていたわたしは、詩のかくれている場所に詩を感じる感受性が宿っていると思い、すぐに連載投稿を引き受けました。その後、「詩のボクシング」で忙しくなり連載投稿を終えましたが、今、新型コロナウイルスの禍中で、改めて詩を新しく作るというよりも、詩が生れる場、つまり、詩を感じる土壌が豊かであるのかどうかを再確認する必要があると思っています。

豊かな土壌があれば、さまざま植物が芽を出し、成長しますが、そうではなく荒れた土壌であれば植物は、芽を出し咲く花はありません。詩を花に喩えるとすれば、今は荒れた土壌でむりやり花を咲かさせようとしているかのようです。だから、口ずさむ詩が生れないのではないか。

つまり、詩情(ポエジー)を感じられる感受性に栄養を与えることができれば、そこに詩は芽を出し、育つと言い換えることもできると思います。

だから、「詩のかくれ場所」をみなさんと共に探し、その場を耕すことができればと考えています。いかがですか、いっしょにやりませんか。

今こそ根本を見直す、「詩のかくれ場所」を共有することが大切。_c0191992_16004231.jpg

ところで、谷川俊太郎展が、熊本市現代美術館で2020年6月27日から9月6日まで開催されるということで、美術館からわたしと谷川さんの共同制作作品『ビデオサンプラー』の著作権使用の承認依頼書が届きました。クレジットには、出演:谷川俊太郎、楠かつのり、音楽:谷川俊太郎、制作・いまじん/1986とあります。いまじんは、わたしが発行・編集責任者として世界初のビデオ映像による雑誌の名前です。このいまじんで、谷川さんと遊び心で当時は珍しいビデオ映像で楽しく遊んでいました。

遊び心が、ビデオ映像での表現の場を豊かなものにしてくれていたと思います。



# by videoartist | 2020-05-11 16:08