[前期]全国大会とステージ版への出場者を全国から募集!


1997年から10年目の2007年10月20日に行われた第7回「詩のボクシング」全国大会。その様子を10月23日にTOKYO FMの坂上みきさんの番組で特集を組んで放送していただいた内容です。

音声のみですが、短い時間で的確に「詩のボクシング」の魅力を伝えてくれています。

ぜひ一度聞いてみてください。面白いですよ!

特集[前半]



特集[後半]




第7回「詩のボクシング」全国大会を終えてのページ


2012年7月7日(土)に行われる[前期]全国大会を昨年に続き横浜市の関内ホールで行います。

この2回目となる[前期]全国大会に出場される方を全国から応募します。
満15歳以上であれば、どこからでも応募できます。

チャンピオンになれば、第12回全国大会への出場権と副賞として第12回全国大会への往復の旅費・宿泊費が与えられます。

応募方法は、氏名、年齢(生年月日)、住所、連絡先の電話番号とメールアドレスを明記して日本朗読ボクシング協会までメールしてください。

メールアドレス:voice@jrba.net(日本朗読ボクシング協会)

過去に地方大会に出場された経験ありの場合は、いつのどの大会かをお知らせください。もちろん、過去に大会に参加したことがない方でも応募できます。応募者多数の場合は、選抜)させていただき結果を応募者全員にお知らせします。選抜の方法についきましては、応募された方にお知らせします。


2012年9月に初となるステージ版「詩のボクシング」を北海道湧別町で行う予定にしています。

今年の北海道大会予選会に参加され方と全国から出場者を募ります。

ステージ版は、「詩のボクシング」を行いますが、1回戦と決勝戦にあらかじめ作品テーマを与えます。

また、「詩のボクシング」をはさんで前後にテーマに沿った演出での寸劇があります。

ステージ版「詩のボクシング」に参加希望される方は、氏名、年齢(生年月日)、住所、連絡先の電話番号とメールアドレスを明記して日本朗読ボクシング協会までメールしてください。

メールアドレス:voice@jrba.net(日本朗読ボクシング協会)

9月の北海道道東を旅行してみるのもいいですよ。

# by videoartist | 2012-01-28 22:00 | 2012年地方大会情報

電子書籍出版で「詩のボクシング」の新たな年を


現在、第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会の記録集を作成していますが、2月には電子書籍化することにしています。iPhone、iPad、アンドロイドでも読むことができます。作業をやっているうちに、これはかなり面白くなるぞと実感できるようになりました。

そして、出版元の名称を「Voice&Words net」(「ボイス&ワーズネット」)にしようかと思います。現時点では、仮称ですが。下記がアプリのアイコンになります。


新たな表現の場を作るには、新たな方法によって声の言葉による表現の魅力を知らしめる必要があります。

今後は「詩のボクシング」及び「声と言葉のボクシング」の記録集だけではなく、多くの作品を集めて電子書籍出版によって、ライブの場と連動した表現の可能性も模索したいと考えています。

ご存知かと思いますが、詩集では、文字だけ編まれたものでなければ賞の対象になりません。賞を意識して文字だけの詩集を出版する人もいるでしょうが、写真が使われた時点で賞の対象から外されます。

だからというわけではありませんが、そのように文字だけの表現ではなく、電子書籍にするなら写真、音声、動画をミックスして使い、さらには言葉にリンクをはることによって表現を拡張(あるいは深化)させる、そういった方向性もあってよいはずです。また、そのことによって新たな詩を生み出すこともできると思います。

このことはわたし一人ではなく、多くの人の参加があって成せることだと思っています。

まずは、2月にリリース予定の第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会の記録集をご覧ください。

# by videoartist | 2012-01-07 17:00 | 「詩のボクシング」

「2012年の地方大会予定」と「2012年に向けて」


2012年、東日本大震災の被災地での大会を継続して行います。

2012年の地方大会の予定を紹介します。


5月12日 第8回神奈川大会予選会

5月19日 第11回兵庫大会予選会

5月26日 札幌 第10回北海道大会予選会
5月27日 湧別町 第10回北海道大会予選会

6月9日 第11回兵庫大会本大会

6月23日 ワークショップ型第6回滋賀大会

6月30日 第9回香川大会予選会

7月1日 第10回高知大会予選会

7月7日 第8回神奈川大会本大会
      第2回[前期]全国大会

7月13日 秋田大会に向けてのワークショップ

7月21日 第5回長崎大会予選会

7月28日 第10回北海道大会本大会

8月18日 第9回香川大会本大会

8月25日 第10回高知大会本大会

9月1日 第5回長崎大会本大会

9月8日 ワークショップ型第2回気仙沼大会

9月15日 ワークショップ型第4回秋田大会


各地の大会では、「声と言葉のボクシング」団体戦への出場チームも募集します。

そして、2012年の「声と言葉のボクシング」団体戦への出場者の年齢制限はなしにします。つまり、これまでの三人合わせての年齢が45歳以上という制限がなくなります。

このことによって団体戦でのチーム構成に広がりが出ることでしょう。

なお、各地の大会開催に変更が起こり得ることを断っておきます。

この他に青森県での大会、岩手県での大会、山梨県での大会、山口県での大会も検討されています。


2012年には、第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会の記録集を電子書籍として出版します。今後も大会の記録集を電子書籍化することを考えています。

さらには、これまで映像撮影した自作朗読についても電子書籍化の中での使い方道を考えてみます。動画映像、音声のみ、あるいは写真を組み合わせたコンテンツにすることもあるかと思います。この中から既成の枠にとらわれない新たな表現者である音声詩人も誕生するかもしれません。

また、声に出す前の文字作品を公募して大会出場に繋げることも考えています。作品をどんどん送ってください。その作品からどのような声が立ち上がってくるのか、そのことも楽しめる場作りをします。


その実践の場として2012年も[前期]全国大会を7月7日に開催することにしました。

この[前期]全国大会には、文字作品を日本朗読ボクシング協会に送ってもらい、その中から出場選手を選びます。人数に関しては、送っていただいた作品の内容によって決めたいと考えています。

もちろん、前回同様に直接応募していもらった方から選ぶことも行います。

そして、今回も第8回神奈川大会本大会と合わせて開催します。

今回は試合内容を凝縮させ、[前期]全国大会は8人のトーナメント、第8回神奈川大会本大会も8人のトーナメントで行います。


さらに、第10回「詩のボクシング」北海道大会では、5月26日と27日に札幌と湧別町で行われる予選会出場者からステージ版「詩のボクシング」への出場者を募る予定にしています。

ステージ版は、2012年9月に上演予定となっています。


「詩のボクシング」15年の中でこの場に関わった人たちが、何を言ったのか、何を行ったのか、そのことはどのような状況下で何をどのような声で語ったのかと同じように責任あることであり、その責任は常に問われなくてはならないでしょう。

2012年も「詩のボクシング」と「声と言葉のボクシング」をよろしくお願いします。

# by videoartist | 2011-12-30 10:00 | 2012年地方大会情報

今年の全国大会を振り返って


「詩のボクシング」は、声の言葉の場です。このことは「詩のボクシング」を始めた当初から繰り返し言っていることです。

声の言葉の場であるということには、2つの点を考えなくてはなりません。

1.声を発するには聴き手が必要だということ。

2.声を発するには[時間の流れを成り立たせる]空間が必要だということ。

声の言葉は、文字の言葉とは違い、表現する、あるいは表現を享受することにおいて身体全身の感覚を総動員しなくてはなりません。

言葉の意味やリズムだけではなく、声の高低や強弱、スピード、間といったことまで関わってくることを考えれば理解してもらえるのではないでしょうか。

また、声には、その声を響かせるための[時間の流れを成り立たせる]空間が必要です。文字の言葉が、それを書き表せるもの、つまり紙が必要なのと同じです。

ただ、「詩のボクシング」では文字から声を立ち上がらせ空間化しなくてはなりません。それはあたかも文字を立体化して空間展示するインスタレーション作品だとも言えるでしょう。その意味では、朗読ボクサーは現代美術作家と同じくアーティストなのです。

その空間を朗読ボクサーたちは、少し軽く考えているところがあります。

予選会でもよく言っているのですが、自分の部屋で練習する空間と予選会場の空間は違い、さらに本大会の空間も違うのです。

そのことの意味するのは、空間によって声の発し方も違ってくるんだよということです。空間の大小のみならず、その空間の造り、雰囲気、さらにはその場に来ている聴き手の層によっても違ってきます。

今回の全国大会でのなぎら健壱選手の自作朗読には、フォークシンガーとしてさまざまな空間で行ってきたライブ経験の豊富さが感じられました。空間を自分のものにしていました。そのことが判定結果にも少なからず反映されていたと思います。

一方、地方大会の空間でチャンピオンになれたのに全国大会の空間では上手く表現できなかったということがよくあります。そこにも朗読ボクサーが空間をどのように捉えているかが反映されています。

ただし、ライブ経験があればあるほどよいということでは必ずしもありません。ここでは、そういったこともあるよと頭の片隅に置いておいてもらえればよいと思います。


現在、全国大会の記録集の作成を進めていますが、文字で読んでみると朗読がまた違った姿を現すと感じています。面白いか、面白くないか、そのどちらかと言えば面白い。ただし、その場を体験している者にとってはより興味深く面白い、と言った方がよいのかもしれません。

全国大会に出場した感想も出場者全員から寄せてもらっていますが、出場者個々にそれぞれに闘いを終えた思いがあるようです。


なぎらさんに負けたことは納得がいき、すがすがしい思いでした。

ですが、団体戦終了後に、なぎらさんが「直前に原稿にエンピツで縦線引いて直してくるなんて、お前たちの推敲はそんなものか」と言いました。
この言葉に、どうしても反論を言いたかったのです。

そもそも、推敲という言葉は故事成語。
漢詩を作っているときに推、敲どちらの字を使うか悩み、ぶつかってしまった貴人に敲の字が良いと言われ、そうしたという話。

要するに、悩んだ末に外部からの提案や外部からの刺激によって考えを変え、言葉を変えてしまうことは何も悪くはないはずと思うのです。

私は、詩を本番ギリギリまで直す上に、作った詩を読む練習をほとんどしません。
時には舞台に立ってから思いついた言葉を盛り込んだりもしてしまいます。

もちろん、作品の言葉を前もって何度も何度も考え直すことは必要ですが、本番当日に大会会場で、今まで見たことない空間や人々に直面し考えに変化が生じることもあるでしょう。

自分が声に出すその瞬間まで、作品を作るための時間は継続している。これも「詩のボクシング」の一つの魅力なのではないか…と、誰よりも直前に直している自分は反論したかったのです。



「詩のボクシング」をやり始めて、こういう問いかけが多かったです。
「詩を書き始めたきっかけは~」、「あなたにとって詩は~」・・・。

正直、僕は詩人ではありません。
しかし、「詩のボクシング」なので、詩的なものを作ろうとした時期がありました。

でも、そこでいつも思うのです。詩的ってなんだろう・・・なんでそこにしばられるんだろう・・・どうして詩的じゃなきゃいけないんだろう・・・そもそも、詩的って、なんだろう。

詩人と呼ばれる(自称している)人たちが、あーでもない、こーでもないと言って、去っていく。そういう場面が何度となくありました。

これは詩じゃない。あれは詩だ。うーん、詩ってそういうものなのかな。

じゃあ、「詩のボクシング」は「詩の」だから、詩人だけがエントリーできるのかな。確かに、過去のチャンピオンは詩人だぞという雰囲気を出している人もいました・・・いや、彼らは本当に詩人なのか?

今回の全国大会、自分の中で、一つの確信を持ってリングに上がりました。
それは、「僕は詩人じゃない」ということです。

一時期、先ほど書いたような迷いがあって、本当に悩んだ時期がありました。
ずっと迷っていました。詩人か詩人じゃないか、これは詩なのかはたまた否か。
しかし今、そんなことは、実は大したことではないと思えます。

気がついたんです。
僕の中で「これは詩だ」と感じさせるものに、その人の気持ちが、その人自身が表れている言葉、それが詩だと。

形は色々あるだろう。でもあのリングに上がってくる人たちの思いは一つだ。
自分自身を言葉でぶつけてくる。僕がそういう気持ちで臨めばそれでいい。
自分を詩人と決めつけなくていい。そんなのは窮屈だ。
だから、僕は詩人じゃない。詩人じゃなくて、いい。



# by videoartist | 2011-12-26 17:00 | 「詩のボクシング」

懐かしい写真が出てきた、気仙沼1周年大会


懐かしい写真が出てきました。

現在行っている団体戦の起源ともなるダッグマッチの写真です。2000年9月17日に行われました。ダッグを組んだ2人が、制限時間内であればタッチ交代して自作朗読できる試合。8ラウンド制でした。つまり、交互に8回朗読し、ジャッジがそれぞれのラウンドに点数を付け、その合計点で勝敗を決めていました。

リング中央で朗読しているのは、昨年亡くなった立松和平選手。



青コーナー:巻上公一+楠かつのりvs.赤コーナー:立松和平+福島泰樹

こういった2対2のダッグマッチという試合形式もあってよいと思います。

この写真を見ながら、「詩のボクシング」15年の歴史の中で自作朗読の表現としての自立の可能性を模索した数多くの試みを思い出していました。


来年の9月8日(土)に宮城県気仙沼市で再び気仙沼大会を行うことが決まりました。

今年行われた大会で地元の実行委員会の方たちが、人の声を聴くことで心の復興になると実感してもらえた結果だと思います。

被災地は厳しい状況に変わりはありませんが、1年後の気仙沼からどのような声を聴くことができるのでしょうか。わたしは、発せられる声から復興に向かっている力強さが感じられることを何よりも願っています。

気仙沼の皆さんに再会できることを楽しみにしています。


今年6月に横浜で開催した[前期]全国大会についてのお知らせです。

来年も引き続き行うことにしていましたが、地方大会の開催日程から来年は開催ができないかもしれません。

地方大会の日程は、5月中旬から、6月、7月、8月、9月上旬までの週末がほとんど埋まってしまっています。

もちろん、日程に変更が生じることもあるので開催できないと決定したわけではありません。

ところで、[前期]全国大会でチャンピオンになった高校3年生の佐藤萌里選手が、早稲田大学教育学部に進学することが決ったと報告がありました。

AO入試での合格ですが、「詩のボクシング」での活躍を高く評価してもらっての合格だということです。

今年10月に開催された第11回全国大会で準チャンピオンになった村上昌子選手の大学合格も「詩のボクシング」での活躍が評価されたからだと言っていました。このように大学受験に「詩のボクシング」が役に立っていることを嬉しく思っています。

教育現場では、コミュニケーション能力を高めるのに有効であるとされている「詩のボクシング」です。そういったこともあって、コミュニケーション能力の高い学生を入れたいとする大学側の思いと合致しているのでしょう。

自分の言葉を声にして他者に伝えるコミュニケーション能力は、外国語ができるできないに関わらず、日本人が国内外で生きていくために必要とされています。

来年8月には全国高総文祭が富山県で開催されます。そこでの「詩のボクシング」も、参加した高校生に自分の未来をしっかり切り開く上で役立ててもらえることになるでしょう。

# by videoartist | 2011-12-20 08:30 | 「詩のボクシング」

体育教育の一つとして「詩のボクシング」が紹介される!


大修館書店から発行されている教育雑誌『体育科教育』の口絵に「詩のボクシング」が取り上げられます。

編集者の方から、教育雑誌『体育科教育』の口絵で、「詩のボクシング」の全国大会の様子を紹介させていただきたいとの連絡がありました。


月刊『体育科教育』の概要
体育・スポーツの専門月刊誌。小・中・高・大学の体育指導者や専攻学生を主対象に、体育・スポーツの諸問題を教育的視点から幅広く特集形式で編集します。学校現場の課題解決に、情報入手に、よい授業実践に、教材開発や授業研究に、幅広く必要な情報をお届けします。1953年に創刊し、58周年を迎えました。

特集「スポーツ文化の芽と目と眼」の趣旨
こんにちのスポーツは、文化的・社会的に見てその重要性が認められつつあります。また、政治・経済・教育とも深い関わりを持っていることが知られています。このようなスポーツをどのように捉えて理解していくのか、といった視点から眺め、文化事象としてのスポーツの教養を読者に提供することを企図します。



これまで数多くの教育雑誌にも「詩のボクシング」は紹介されていますが、体育科教育の雑誌でスポーツとして取り上げてもらうのは初めてです。

これを機に「詩のボクシング」での朗読はスポーツであると認めてもらい、朗読の新たな可能性を追求してもらいたいものです。

スポーツ選手には声の言葉を交わしてコミュニケーションする能力が求められるとして、そういった教育を取り入れることもすでに行われています。

わたしは、「詩のボクシング」を「声と言葉のスポーツ」と言ってきています。さらには、朗読によってスポーツ能力を高めることができると考えており、そのことをスポーツ選手とともに実証できればと考えてもいます。

# by videoartist | 2011-12-12 22:00 | 「詩のボクシング」

「ようこそ先輩」以来の小学校での「詩のボクシング」


第11回「詩のボクシング」全国大会の記録集を作成しています。

声で表現された場の臨場感を再現することはできませんが、第11回「詩のボクシング」全国大会を文字で味わってみるとどういったことが起こるのか、そのことを問うてみたい気持ちになりました。

しかし、ただ文字に起こすだけというのも味気ないので、電子書籍化して画像のみならず、できれば少し朗読された音声なども入れて楽しめるものにできればと考えています。

さて、どんなことになりますやら、来年2月中の電子書籍化をめどに作業を進めています。

この電子書籍化が面白いものになれば、次回の全国大会も引き続き電子書籍化して朗読ボクサーの存在をより多くの人に知ってもらえるようにしたいとも考えています。


自分の卒業した小学校を訪ねて課外授業をするNHK番組「ようこそ先輩」、わたしも出演して母校で「詩のボクシング」をやったことがあります。

今回は、長野県小諸市内の小学校に通う2校の小学生が「詩のボクシング」で対決するというので、その指導と審査員長として収録に行ってきました。

番組名は「スクール Live Show for KIDS」(金、18:55~19:25、Eテレ[NHK教育])、2012年1月13日と1月20日の2週に亘って前篇、後篇で放送されます。

※再放送は、前篇が2012年1月14日(土)12:00~12:30、後篇が1月21日(土)12:00~12:30(Eテレ[NHK教育])です。

坂の上小と千曲小の2校の6年生児童は、よく頑張っていました。後篇では、前代未聞のラップ対浪曲の団体戦が楽しめます。楽器を使ったイレギュラーでの団体戦ですが、その出来に感心しました。ラップと浪曲の指導は、その道を極めた達人が担当しています。

「声と言葉のボクシング」団体戦を始めて3年、今後の団体戦にも広がりが出るのではないか、そんな期待を抱かせてくれた2校の児童が取り組んだ「詩のボクシング」団体戦でした。

小諸駅に向かう軽井沢駅で乗り換え・駅そば発祥の店でかき揚げそばを食べる

※iPhoneで撮影したので画質がよくないです。以下も同様です。


リハーサル風景



本番風景・地元の方が多く応援に来てくれました!小諸市長も審査員席にいます。



# by videoartist | 2011-12-05 10:00

山口県下関市の巌流島400年祭で「詩のボクシング」!他


来年の5月に開催される巌流島400年祭(海峡祭)での「詩のボクシング」全国大会の企画が進んでいます。

出場選手をどのように選抜するかを考えています。


8月には富山県で全国高等学校総合文化祭とやま2012が開催され、その中(文芸専門部交流会)で高校生による「詩のボクシング」大会があります。

個人戦と初となる「声と言葉のボクシング」団体戦を行います。高校生が行う言葉の表現による団体戦と言っても、結局のところ1人1人の作品を競うものがほとんどですが、この団体戦は違います。1つの作品をチークワークを駆使して創り、声として表現するという他に類を見ないものです。


10月22日の個人戦・全国大会に出場した及川良子選手のところに朗読が良かったとの声が全国から寄せられているそうです。

及川選手自身も全国大会に出て、勝ち負けではなく、1つでも作品を読むことができたことを喜んでくれています。

わたしのところにもNHK厚生文化事業団から2012年3月に静岡県で行われる「東日本大震災から1年・支援チャリティー」の朗読イベントで及川選手の詩を朗読したいとの依頼が来ました。 

日野修さんからは、来年も「詩のボクシング」気仙沼大会を行いとの連絡が来ています。


地方大会も来年は、10周年となる大会が2つあります。日程も決まりました。

第10回北海道大会
予選会:2012年5月26日 札幌会場 5月27日 湧別会場
本大会:2012年7月28日

第10回高知大会
予選会:2012年7月1日
本大会:2012年8月25日

です。

今年は兵庫大会が第10回を迎え大いに盛り上がったので、来年の北海道大会と高知大会にもご期待ください。

また、来年は北海道大会出場者による懸案のステージ版「詩のボクシング」を実施できることになるでしょう。こちらも楽しみにしていてください。

2012年の「詩のボクシング」、これまでになく面白くなることでしょう。

# by videoartist | 2011-11-03 22:30 | 「詩のボクシング」

2つの全国大会についての取材と放送及び配信について


10月22日に行われた2つの全国大会については多くの取材がありました。

その中からいくつかを紹介します。

すでに10月22日のNHK7時のニュースでは放送されています。

同日、共同通信で配信された記事が全国の地方新聞、産経新聞、東京新聞・中日新聞、北海道新聞などにも掲載されています。

テレビ、ラジオなどでも放送されます。

東北放送、NHK北九州、NHK国際放送 (海外に向けて放送)、FMヨコハマ等々、全国大会の取材をしており、後日放送されることになっています。

放送日が決まっているものは下記です。

放送日:10月30日(日)
番組名:おはよう日本 NHK
放送時間:7:00~7:45
       ※「詩のボクシング」企画は、その中で9分ほど。
         及川良子選手の「詩のボクシング」への想いを中心に紹介する予定です。

他には、

放送日:11月3日(木、文化の日)
番組名:FMヨコハマ "THE BREEZE" 声のアトリエ 2週に亘って
放送時間:11:00~
       ※「詩のボクシング」 について 約10分

放送日:11月10日(木)
番組名:FMヨコハマ "THE BREEZE" 声のアトリエ
放送時間:11:00~
       ※「詩のボクシング」 について 約10分

放送日:11月4日(金)
番組名:きたきゅうたいむ(北九州・筑豊・関門地域のみの放送) NHK
放送時間:11:45~11:54
       ※「詩のボクシング」企画は、その中で5分ほど。
         村上昌子選手の「詩のボクシング」への想いを中心に紹介する予定です。

放送日:11月9日(水)
番組名:Japan&World Update NHKラジオ第2 693KHz(東京)
国際放送の番組を、日本国内に向けても放送!17か国語に翻訳されての放送。
放送時間:午後2:00~午後2:30(30分)
※内、後半15分が独自取材番組、その中で「詩のボクシング」全国大会について放送されます。


他にも全国大会の前に共同通信で配信してもらったわたしの書いた記事が大きな反響を呼びました。

さらに、11月9日(水)から講座があります。新しい試みの講座です。
※予定定員をオーバーして締切られました!

中央町社会教育館 社会教育講座

11月12日(土)は、香川県、いや「うどん」県丸亀市でワークショップがあります。

「詩のボクシング」&「声と言葉のボクシング」ワークショップin香川

# by videoartist | 2011-10-29 10:00 | 「詩のボクシング」

速報!2つの全国大会チャンピオン!


第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会は、10月22日(土)にイイノホール(東京・千代田区)において満員御礼の中で行われました。

今回初めて観客ジャッジを導入しましたが、アンケートではほぼというより全員から観客ジャッジの導入は良かったとの声がありました。

観客ジャッジ導入は、次回も継続させたいと思います。

この観客ジャッジが示した判定の色、青色または赤色の数を会場で直に見ていただいた方には、1人分の判定を担ったジャッジの心の内を表していたと感じてもらえたのではないかと思います。

今回の個人戦・全国大会では、決勝戦の判定結果(3人ジャッジ制)は青2(観客ジャッジ、中村ジャッジ)、赤1(やくジャッジ)となりましたが、観客ジャッジの示した色は、どちらの色もほぼ同数と拮抗していました。その拮抗した色の数は、勝ち負けを超えたところでの存在を示していました。

そのことを出場者と観客の皆さんは、全国大会の場を離れても、日々の生活の中に持ち帰っていただけているものと思っております。もちろん、決勝戦だけではなく他の試合においても同様です。

文字としての言葉ではなく、声の言葉として表現される良い意味で"得体の知れないもの"を発見できる場が「詩のボクシング」です。その得体の知れないものの前で戸惑う人たちもいるかもしれませんが、だからと言って既存のジャンル名を与えて安全なところに逃げ込まない、つまり既存の価値意識に安易に妥協しないのも「詩のボクシング」の場であるとご理解いただければ幸いです。

今回もまた多くの観客から面白かった楽しかったと声をいただきましたが、その声に支えられているのも「詩のボクシング」の場であることを加えさせていただきます。


チャンピオンには、なぎら健壱選手(協会特別枠選手)。




準チャンピオンには、村上昌子選手(第4回長崎大会代表)。





同日同会場で第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会が行われました。

この団体戦は、「詩のボクシング」団体戦ではなく、「声と言葉のボクシング」団体戦です。「詩」という言葉を外しています。なぜなら、詩というものをあまりにも狭く捉えて、勘違いする人がいるからです。「声と言葉のボクシング」団体戦もまた、3人の文字ではなく声の言葉によって表現する場です。

  参考までに~わたしたちは文字だけではなく声の言葉も使っている~

ノンバーバル表現の場としての「詩のボクシング」

楠かつのり

「詩のボクシング」は、声の場です。正確には、声の「言葉」の場です。「言葉」には、それを伝えるための器が必要です。文字の「言葉」の器は紙、声の「言葉」の器は身体ということになります。いずれも、その器を生かした使い方が表現に求められます。この器の違いを正しく認識できていないと、「詩のボクシング」では「パフォーマンスが重視されて言葉(詩)が軽視されている」などという間違った見方をすることになります。逆に正しく認識できていれば、「詩のボクシング」においては、身体を使った表現に対してパフォーマンスという言い方をするのではなく、非言語的な表現、つまりノンバーバル表現という言い方をしたほうがよいでしょう。

ノンバーバル表現とは、相手と対面した時の顔の表情やしぐさ及び身振り手振りを含む態度、動作全般を指します。要するに、「言葉」だけでは分からない、伝わらない「ことば」があるということです。

第6回「詩のボクシング」個人戦・全国大会を振り返っての雑感より

第6回個人戦・全国大会チャンピオン及び準チャンピオンの大会を振り返って



「声と言葉のボクシング」団体戦では、3人がチームを組んで何をどのように表現するかに主眼が置かれますが、団体戦のもう一つの目的は、聴き手の心にどんな言葉が残るのか、つまり表現者が日々の生活の中で何を発見し、さらに発見したものをどのように声の言葉にして聴き手に伝えることができるかにあります。

そのためにどのような表現手段を用いてもよいのが、「声と言葉のボクシング」の場です。

条件:朗読制限時間3分。制限時間内に3人が何らかの方法で1度以上は声を発すること。BGM、楽器、鳴り物は使えない、肉声のみの表現。


チャンピオンチームは、KIMURAYAチーム(第8回香川大会代表チーム)。




準チャンピオンチームは、さびた釘-RUSTED NAIL-(第10回兵庫大会代表チーム)。




  観客ジャッジの判定(画像には赤面が多く見えますが、レフェリーには青面が示されています)




第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会でのもう一人の協会特別枠選手・サンプラザ中野くん

10年振りに「詩のボクシング」のリングに立ったサンプラザ中野くん選手は、東日本大震災で被災した人たちへのエールを込めた朗読を聴かせてくれました。惜しくも1回戦で敗退しましたが、「詩のボクシング」では組み合わせの妙もあります。また、2回戦以降に用意していた作品を1回戦で朗読すれば、判定結果は変わったかもしれません。もちろん、これはどの選手にも当てはまることです。

かつてトーナメントを全く同じ出場選手で1日おいて2度行ったことがありますが、全く異なる試合展開になりました。1度目のチャンピオンが2度目では1回戦敗退、一方1度目の1回戦敗退者が2度目ではチャンピオンになったのです。

今回も全く同じ出場者で2度トーナメントを行えば、異なった結果になったかもしれません。

とは言え、今回の全国大会はこの1回のみです。

第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会もまたその日に1度きりのトーナメントでした。そして最初で最後になる実に見応え聴応えのあるトーナメントでもありました。

自作朗読するサンプラザ中野くん選手


# by videoartist | 2011-10-23 08:30 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011

10月22日の全国大会当日券の発行について!


10月22日(土)の2つの全国大会当日券発行について

第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会
第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会

両全国大会の当日券は、イイノホール受付で当日12:00より発行します。


第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会

当日券は、イイノホール受付で当日15:00より再度発行します。

当日券の予約も協会で受け付けています。
メールアドレス:voice@jrba.net (日本朗読ボクシング協会)

# by videoartist | 2011-10-19 08:00 | 「詩のボクシング」

今日で前売チケットの購入手続き終了!明日からは当日券の予約になります。


10月22日(土)の全国大会が5日後になりました。

今日(10月17日)が前売チケットの購入手続きの期限になります。

セット券の発売も今日までです。

急ぎ手続を!

明日からは、第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会及び第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会の当日券予約を始めます。

日本朗読ボクシング協会にメール、またはファックスでチケット枚数、氏名、住所、電話番号を明記して予約してください。

当日券は、10月22日の各全国大会開始前にイイノホール受付で料金清算後にお渡しします。

# by videoartist | 2011-10-17 09:30 | 「詩のボクシング」

10月22日配布のパンフレット紹介!


いよいよ10月22日(土)の全国大会まで2週間となりました。

前売チケットを希望される方は、10月17日(月)までに購入手続きを済ませてください!



第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会の当日会場にて配布されるパンフレットです。

どのように個人トーナメントが行われるのかを分ってもらえることでしょう。

第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会パンフレット表面

第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会パンフレット裏面


第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会の当日会場にて配布されるパンフレットです。

14チーム42人が出場する団体トーナメントです。

こちらもどのように団体トーナメントが行われるのかを分ってもらえることでしょう。

第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会パンフレット表面

第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会パンフレット裏面



第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会の注目点を挙げてみました!

注目点 その1 

プロのミュージシャンとフォークシンガーが肉声のみで自作品をどのように声に出し、一般参加の出場者といかに声を合わせのか?プロとしての意識で臨むのか、またはプロという意識ではなく観客に伝えるということに集中するのか、はたまた見たこと聴いたことのない奇想天外な朗読をするのか、いずれにせよどんな表現をするのか注目です。

注目点 その2

前期・全国大会でのチャンピオン・佐藤萌里と準チャンピオン・オオタニの表現力。両選手には、新しさを感じます。好き嫌いがはっきり出るかもしれませんが、そのような感情を引き起こすところに新しさがあるのです。両選手の朗読も見応え、聴き応えはあります。そしてもう一人、高知大会チャンピオンン・小川ゆとり選手をここに加えておきましょう。

注目点 その3

前期・全国大会チャンピオンと長崎大会チャンピオン・村上昌子、そして敗者復活特別枠選手・馬場めぐみの3人は、朗読スタイルは異なるけれど、独特の雰囲気で観客を魅了する類まれな才能を持っています。ここにも高知大会チャンピオンを入れることができます。

注目点 その4 

被災地の気仙沼大会の代表・及川良子選手は、被災するということを日常の中で見据えた朗読を聴かせてくれます。勝ち負けではなく、その声と言葉に触れることで、日本人が見失っていたものが何であったのかを知ることになるでしょう。

注目点 その5

北海道大会チャンピオン・浦田俊哉、兵庫大会チャンピオン・尾花哲也、神奈川大会チャンピオン・土屋貴央の男性3選手は、かなりの曲者です。中でも初の全国大会となる尾花選手と土屋選手は、ウルトラ級の異色朗読を聴かせてくれることでしょう。



第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会は、団体戦の形が完成し、今後のひな形になるでしょう!

チーム数としても最高の14チーム(42人)が出場します。
ルールも今回で完成されたものとして実施します。

北海道、気仙沼、神奈川、富山、兵庫の各大会の代表として高校生チームが全国大会のリングに立ちます。神奈川のMMCには、中学生も含まれています。

兵庫と香川からは、みなみ家、KIMURAYAの親子チームが出場します。いずれも地方大会の個人戦でチャンピオンになった経験を持つ母親が2人の子供を引き連れてリングに立ちます。

山梨の小学校教員チーム・YSTと高知の代表チーム・昭和歌謡曲は、超ウルトラ級の団体朗読で楽しませてくれることでしょう。

香川のうみがめむらと宮崎のむらふじむらの両チームは、過去の団体戦・全国大会でチャンピオンと準チャンピオンチームになった経験者を中心にして組まれています。今回はどのようなチームワーク朗読を聴かせてくれるのか、楽しみです。

敗者復活特別枠では、小学生2チームが登場します。小学生の団体朗読がどういったものなのかを目撃することになります。

一方、昨年の大会でのアンケートに、もう一聴きたいとの声を最も多く集めた86歳、79歳、77歳の則天去私のチームが再び全国大会のリングに上がります。

ご期待ください。


# by videoartist | 2011-10-07 09:30

団体戦・全国大会に則天去私が出場!新たな講座!


昨年の団体戦・全国大会で1回戦敗退をきしたもののアンケートにもう一度聴きたいとの声が最も多かった「則天去私」が再びリングに上がってきます。

86歳、79歳、77歳のチームです。

10月1日のブログでも追加チームを紹介していますが、「則天去私」からのコメントが届いたのでここで紹介しましょう。

大学教授でもあった大河原忠蔵選手は、現在も文学講座で講師をされています。今月も島崎藤村についての講座を引き受けて行っているとのこと。全国大会では、行動的な学者の面影の一端をその声から感じることができるでしょう。ご期待ください。


 則天去私


大河原忠蔵

86歳の私は、人生の終わりの驚きに敏感になっています。
すっかり忘れていたことが突如として思い出される意外性、その残像の美しさを全国大会のリングで声にすることができればと考えています。

増子綾子

今年は正月そうそう転んで額を強打し、2針縫いました。そのことが原因で2月に硬膜下血腫になり、手術をしました。お陰さまで、何の後遺症もなく黄泉の国から舞い戻ってきました。79歳になって私の好奇心も薄れつつあります。ただ、「詩のボクシング」だけは好奇心を刺激し、私の脳も活性化させられています。

冨士原麗子

すっかり燃え尽きたと思っていたものが、ちっとした切っ掛けで埋み火がまた燃え出すようなことがこの年齢になってもあります。そのことを伝えられればと思います。



11月9日(水)から目黒区社会教育課が開講する講座で講師を担当します。18時30分から20時30分です。

朗読心理学なるものを構築する新たな試みの講座です。
ふるってご参加ください。
目黒区以外の方でも受講できる可能性があります。

中央町社会教育館 社会教育講座 「自分再発見!悩み解消! 人に伝わる会話術―『詩のボクシング』を通して―」

# by videoartist | 2011-10-05 11:00 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011

全国大会ジャッジ、団体戦の出場チームも14チーム決定まであと少し!


10月1日になり、いよいよ3週間後に全国大会が迫ってきました。

団体戦の全国大会ジャッジには、漫画家のやくみつるさん、作家・エッセイストの中村うさぎさん、活弁士の山崎バニラさん(被災地の宮城県白石市生まれで白石市観光大使も務める)、ミュージシャンのサンプラザ中野くん、フォークシンガーのなぎら健壱さんの5人、そこに観客ジャッジが加わります。

1回戦と3回戦は、5人の全国大会ジャッジによって試合を進めます。

観客ジャッジが参加するのは、2回戦と決勝戦のみです。

ただし、レフェリーによって青色、赤色の数がほぼ同数とみなされたときは、5人の全国大会ジャッジが下した判定結果に試合の勝敗が委ねられます。

今回は史上初の14チームによるトーナメントです。はたしてどの団体朗読チームが、日本一の座に就くのでしょうか。

ここで新たに決まった2チームを紹介しましょう。

山梨県下の小学校教員によって結成されたYST(やまなし・スーパー・ティーチャーズ)は、昨年の全国大会で大きな期待を背に奮闘しましたが、惜しくも1回戦負け。その雪辱を果たすべく、1年間猛練習を重ね、再び全国大会のリングに上がってきます。

そして、もう1チームは、前期・全国大会に個人選手を送り込み、ベスト4まで勝ち進みました。が、満足はしていないはず。「詩のボクシング」に14年間取り組んできた伝統校(筑波大学附属小学校)としての名を背負い、必ずや1度は全国大会チャンピオンの座に就くことを目指し、今回は敗者復活特別枠で団体戦・全国大会のリングに立ちます。

彼らは、闘いが最上級のコミュニケーションであることをよく知っています。


  YST(やまなし・スーパー・ティーチャーズ)



いたやまよしたけ

もう前回のような悔しい思いを味わいたくはありません。あれから1年、「詩のボクシング」のことを忘れたことなど2日たりともありません。多分・・・。学校で「詩のボクシング」を実践しながらも、私が朗読ファイターであることは子どもたちは知りません(本当の事を知ったとき私はこの職を追われるかもしれません)。チャンピオンになった時。その時が私の正体を知るとき(辞める?時)です。ふふふ・・・(笑っている場合では無い…)。

うえだしんや

子どもたちに話ができるようにがんばります。修学旅行、給食、研究授業、給食、運動会、給食、授業参観、給食、遠足、給食、学習発表会・・・。学校には楽しいことがたくさんあります。今年は、異動して新たな職場で「詩のボクシング」を実践しています。やっぱり「詩のボクシング」っていいなあ。

ふくいたいち

またあのリングに立てるかと思うと鳥肌が立ちます。鳥肌が立ったってイイノ。
またあのリングに立てるかと思うと涙が出ます。涙が出たってイイノ。
またあのリングに立てるかと思うと笑っちゃいます。笑っちゃったってイイノ。
だって、イイノホールですもの・・・。がんばっちゃってイイノ?イイノ!



 チーム・ポレポレ



大山 巽

クラスのみんなが僕の詩で笑ってくれた時、僕はその場でスキップしたいくらい嬉しかった。全国大会の観客は何人だろう?もっとたくさんの人を、もっともっと笑顔にしてみたい。

今度は仲間がいるから百人力だ。三人は、二重回しできたえた強い体とハートを持った、その名もつくばっ子。「冷静なあきら」「笑顔の天才せいや」「お笑い担当のせん」。三つの力を合わせれば、大人になんて負けないぞ!

西村 朱央 「詩のボクシング」がんばるぞ‼

「カン‼」
ゴングが鳴った。緊張しながら、詩を読む、
「…。」私たちの詩は、終わり。
今度は、相手の番、
「…」相手も終わり、
そうなってから目が覚めた。この調子で行け
ば、絶対勝てる!私、そう信じてます。
運動会と両立したいと、思います。

大岡 晟也

クラスで「詩のボクシング」全国大会団体戦に出場する選手の選考会が行われ、
僕は、大山君、西村さんとともに選手になることが出来ました。予選で「コオロギ」という詩を詠んだときはドキドキでした。外から見ても、顔には「きんちょうしています。」と書いてあったそうですが、「チームワークを大切にして、きんちょうしないようホールの外に聞こえるくらい大きな声を出す」ことをいしきして、大会にのぞみたいと思います。





 厨時代



鷲平 英雄

この3人だったから、この舞台に立つことができるのだと思います。もし、一人でも欠けていれば絶対に不可能なことでしょう。一人の朗読ボクサーとしてリングに上がったからには決して倒れません。四角いリングで僕らの生き様を皆さんに見せたいと思います。よろしくお願いします。

高島 賢志

僕らは今回、初「全国」という舞台で闘います。お初のくせに目標はでかいです。「生意気な」と思われるかもしれませんが、「目標は高く」なのです。よろしくお願いします。

松本 両永

このような大舞台に出ることができて、感無量な僕は今、試合を前にして大事なことは何かを考えています。僕らにできることは何か。大事なのは記録よりも記憶・・・。そうか、ならば僕らはその大事な物のために闘うしかないな。今しがた、そう決心しました。よろしくお願いします。




 真の絆



石鍋有咲(左)

私は、クラスの代表に選ばれたので、選ばれなかった人の分もがんばりたいと思います。みんなの心にひびく詩をつくり、読み方を工夫したいと思います。体全体で表現したり、小さく読んだり、大きく読んだりしたいです。そして、聴いている人が「この先どうなるんだろう?」とわくわくドキドキしながら聴ける詩をつくりたいです。誰にも負けない迫力のある詩をつくるのが、目標です。聴いた人が、「詩をつくりたい」と思える詩をつくりたいです。

宮原凛(右)

私は、どんな詩がいいかを、時間をかけながら考えました。考えるのが大変で、とても時間がかかりました。一つの詩を、2日間という時間をかけてつくりました。そんな詩です。練習は、大変!どこにアクセントをつけるか、発音や言い方など、考えるのが大変!でも、みんなが好きになってくれると、とてもうれしいです。大会では、みんなをおどろかせて、自分でも納得できるようにしたいです。
           
宮川優生(中)

ついに、ここまでやって来た。ここまで来るまでに、何段の階段を上がって来たか?「詩のボクシング」、声と言葉の戦い。今まで、国語や道徳は苦手だった。しかし、なぜかここまで来てしまった。クラスでの代表戦。今まで苦手な詩で代表になるなんて、思いもしなかった。とにかく、クラスのためにも、この東京学芸大学附属世田谷小学校のためにも、がんばって優勝までいきたい。  
              


むらふじむら

村社文

「むら」担当の村社(むらこそ)です。「詩のボクシング」は私にとってデトックス。日々の生活の中で蓄積されていく老廃物を、捨てていくように詩を書いています。そんな私の詩をよりよい方向へ導いてくれる、大人の余裕を持ちながらも少年の心を忘れない藤崎先生と、うら若き女子大生でありながら不思議な大人の色香を併せ持つ村上さんとで全国大会に出場し、少しでも詩を読む機会を与えてもらえたらいいなと思います。よろしくお願いします。

藤崎正二

「ふじ」担当の庄司不二朔あらため、藤崎正二です。お互いの関係をカン違いしながらも、できるだけよい方向にすすんでいると信じています。団体戦は今回で二回目の挑戦です。前回は二回戦の即興でお互いの信頼のなさに気づきました。今回は、団体戦準優勝の経験がある村上センパイについていきます。村上センパイの力をもらって、私は高校生に戻ったつもりできゃぴきゃぴ朗読したいです。また、村社さんのぎらぎらしたパワーを有効に使えるよう努力します。そして、私自身、冷や汗と悔し涙でずぶ濡れになった自分の殻を脱ぎ捨てて帰りたいと思います。

村上昌子

「むらふじむら」で後ろの方の「むら」担当の村上です。三度の飯よりチヤホヤされるのが好きです。スマートでハイセンスな不二朔先生とパワフルでエネルギッシュな村社先生の後ろでこっそりと好き勝手させて頂きます。担当は脱力系です。是非とも勝ち進んで、できるだけ多く3人で朗読がしたいです。



そして、現在決まっている第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会に出場するチームを再確認を含め紹介しましょう。

北海道      千歳放送局・チーム

宮城(気仙沼) 見せばやな・チーム

東京       チーム・ポレポレ
          真の絆・チーム
          則天去私・チーム

神奈川      MMC・チーム

山梨        YST・チーム

富山        厨時代・チーム

兵庫        さびた釘・チーム
           みなみ家・チーム

香川        うみがめむら・チーム
           KIMURAYA・チーム

高知        昭和歌謡曲・チーム

宮崎        むらふじむら・チーム 

# by videoartist | 2011-10-01 10:30 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011

全国大会と第9回高知大会チャンピオン誕生


伝説となるものは、見逃しがちです!

10月22日の全国大会のチケットは、まだ売り切れておりません!

よく、「もう売り切れましたか?」、と問い合わせがあるのですが、まただま余裕があります。

10月17日(月)が前売チケットの購入期限となっています。お得な個人戦・団体戦セット券も10月17日(月)まで。

その日を過ぎると当日券の購入となります。
早めに購入してください。

今回の全国大会は「詩のボクシング」15年の歴史が凝縮されたものになります。プロも同じリングに立つ前代未聞の全国大会でもあります。

9月24日に行われた高知大会の個人戦・チャンピオンの小川ゆとり選手と団体戦代表になった昭和歌謡曲チームによって、そのことがより確かなものになりました。

これで個人戦・全国大会への出場選手は揃いましたが、年に1度しかない全国大会、自作朗読の可能性の地平を切り開いてきた場に今一度足を運んでもらえればと思います。


9月10日に富山県で行われた文芸道場・北信越[福井・石川・富山・長野・新潟]ブロック大会での「詩のボクシング」について。

「富山県高文連文芸専門部の会議があり、北信越大会において『詩のボクシング』が大成功であった」との連絡がりました。

来年、富山県で開催される全国高総文祭とやま2012 での「詩のボクシング」高校生大会が楽しみです。そこでは、個人戦と団体戦の両方を行います。

「詩のボクシング」は、教育現場では生徒児童のコミュニケーション能力を高めるのに有効だといわれますが、もうひとつ有効なものがあるのです。

それは、考える力を培うことです。「詩のボクシング」では、トーナメントをジャッジの判定によって進めるので、当然のことながら一つひとつの試合で勝敗がきまります。

しかし、その勝敗については、答えのように見えても答えでは決してないのです。つまり、聴き手の心内でどちらの声と言葉が届いたかを判定するしかない。その意味では、会場での判定結果とは、どちらの声と言葉がより聴き手の心に届いたかの目安でしかないのです。

答えがないがゆえに、考えるしかない。「詩のボクシング」に関わった人たちは、ジャッジ判定のみならず朗読ボクサーは表現したこと、聴き手はされたことにについて考えることを(今でも)続けているのではないでしょうか。

安易に否定したり肯定したりするのではなく、考え続けてもらうこと、そこに「詩のボクシング」の存在価値もあるように思います。

もちろん、それも「詩のボクシング」を聴き手が身体全身で楽しんでこそのことです。


第9回「詩のボクシング」高知大会のチャンピオン誕生!

今回の高知大会は、会場が一つになってバラエティに富んだ声と言葉の行方を追う展開になりました。

また、今回の高知大会では、朗読ボクサーたちのパワフルな声と言葉の表現を誰一人例外なく楽しめたと思います。

結果、個人戦・全国大会には小川ゆとり選手、団体戦・全国大会には昭和歌謡曲チームに決定!

彼らの精神のリミッターを外した過激ではあるが、優しくもある表現を観客は満面の笑みで受け入れていました。

彼らの表現は、聴き手に幸福感を味あわせてくれたのです。

全国大会のリングでも、そのパワーを炸裂させてくれるでしょう。

  小川ゆとり



小川ゆとり

いいんですか…?
本当にいいんですか…?私でいいんですか…?

…いいんですね?

第9回「詩のボクシング」高知大会決勝戦、スポットライトに照らされたリングの上で、ジャッジが出た瞬間「私はもしか「して騙されているのではないか」と思いました。それぐらい自分が優勝できたことが信じられませんでした。

大会終了後に審査員の皆さんや会場に来てくださった観客の皆さん、同じリングで手合わせした選手の皆さんを始め、たくさんの方が「おめでとう、怖かったよ」と誉めてくださってやっと、罠でもドッキリでもなかったことに確信が持てました。ありがとうございます!ありがとうございます…!!夢のようです。

悲しいこと、つらいこと、理不尽なこと、せつないこと、怖いこと。たくさんありますよね。
それらは考えれば考えるほど湧水のように流れ出てきて、逃げ出したくなります。

でも、うじむしだっていつか立派なハエになって大空を飛べます。
高知大会では、そんな気持ちを皆さんに伝えたくて言葉にしました。

高知大会のチャンピオンになれたこと、高知県代表として背中を押していただけたことがうれしくてうれしくて、わくわくとプレッシャーとが混ざり合って爆発しそうです。でもせっかくなので全国大会のリングで爆発しようと思います。

あの…本当にいいんですね…?
ありがとうございます!




  昭和歌謡曲




昭和歌謡曲

下尾仁

楽しい人にいっぱい出会うべく高知から12時間バスにゆられお江戸に行きます。

どんな出会いがあるかウキウキ~


田村ちか

高知大会、とても楽しかったです♪
   
本番ももちろんですが、私たち昭和の歌謡曲は団体ということで、何度も集まって夜中まで練習したり・・・が、部活のようで輝いた日々でした。笑

「詩のボクシング」に参加しなければ、こんなにも物事について深く考えたり、そうそうしない日常です。
  
ノートに書いては捨て、捨てては書いて・・・の繰り返しで、一つにまとまった文章ができた時は、創作の喜びなんですねー☆くせになりそうです!
  
先日、仕事の面接前に小論文を書く機会があったんですが、「詩のボクシング」で鍛えた成果か、何倍もの倍率をしのぎ見事合格!してしまいましたーこれもひとえに「詩のボクシング」さま様・・・やってよかった!と思いました♪
  
誘ってくれた下尾詩人、ノリノリリーダーユリカちゃん、運営の皆様に感謝です。

何でもやらないよりは、やった方が得をする人生やった者が笑う☆・・・これ、次のテーマに使えるかもー笑
  
ではでは、また東京でお会いしませう!


嶋崎ユリカ

「詩のボクシング」高知大会、出場するのも初めて、観るのも初めてでした。

でも、とても楽しかったです!
会場のみなさんに笑っていただけるって、幸せなことだと思います。

選手の方々のパフォーマンスにも大笑い。元気づけられたり、恐怖を感じたり…(笑) その表現力に感動しました。

高知代表に選んでいただいて、ありがとうこざいます!
一生に一度、できるかできないかの貴重な経験をさせていただけること、本当に感謝しています。

全国大会でも、南国高知のパワーをお伝えできればと思います。
よろしくお願いします(^-^)




朗読ボクサー対決 16人、自作の詩を披露/高知
2011.9.25毎日新聞

制限時間3分です「ファイト!」-来月東京で全国大会

リングに見立てたステージ上で「朗読ボクサー」が自作の詩を披露する「詩のボクシング」高知大会が24日、高知市九反田の市文化プラザかるぽーとであった。出場した16人はユニークな詩を思い思いに読み上げ、約100人の観戦者を楽しませた。

「詩のボクシング」は1対1の対戦形式で行われ、それぞれが自作の詩を朗読した後、審査員が青か赤の札を上げて勝敗を決める。レフェリーの「ファイト!」というかけ声とともに、16人が日常のエピソードを面白おかしくつづった詩などを読み上げた。

中には3分という制限時間にもかかわらず、「12分の長編大作です」と読み始め、レフェリーに止められる参加者も。必死に最後まで読もうとする姿に会場から笑いがわき起こった。

高知大会は02年から始まり、今回で9回目。16人のうち、代表者1人が10月に東京で開かれる全国大会に出場する。



「詩のボクシング」 小川さんら優勝 高知大会=高知
2011.9.25 読売新聞

ボクシングのリングに見立てたステージで、自作の詩を朗読して競う第9回「詩のボクシング」高知大会が24日、高知市九反田の市文化プラザかるぽーとで開かれた。

個人戦に16人、新設された3人1組の団体戦に4チームが出場し、“言葉のパンチ”で激しく応酬した。

出場者らでつくる実行委員会と市文化振興事業団が主催。昨年は資金難で実施が見送られたため、大会は2年ぶり。

団体戦の優勝は、現代詩創作グループ「カイノナマエ」(高知市)。東京電力福島第一原発事故を題材に、「放射能はことごとく人と人とを引き離す」などと輪唱のように訴えた。

東日本大震災で被災した福島県矢祭町から、四万十町に移住したメンバーの芳賀徹さん(41)は「被災者の心の叫びを詩にした。放射能の恐怖を感じてほしい」と話していた。

個人戦は、16~53歳の選手が対戦。住人に追われるゴキブリの視点で作った詩を、真に迫った朗読で披露した高知市中須賀町、アルバイト小川久美子さん(23)が初優勝した。

審査の結果、小川さんと団体の「昭和歌謡曲」(同)が10月22日に東京で開かれる全国大会に出場することが決まった。


# by videoartist | 2011-09-26 16:00 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011

9月24日(土)は第9回高知大会本大会


10月22日(土)の全国大会まで1カ月になりました。

被災地の気仙沼から、台風による大雨で緊張感の高まった奈良からも観戦にやってきてくれます。

この厳しい折に嬉しいです。

日本は自然災害の多い国であったと改めて思い知らされていますが、その災害を乗り越える日本人の原点回帰ともいえる現象が起こっているようです。

そこには、人類誕生からそのようにしてきたように、太陽のエネルギーを利用することが含まれています。

「詩のボクシング」を10年振りに観に来てくれる人もいます。

連鎖反応のように、観客にも「詩のボクシング」というものへの原点回帰が起こっているのかもしれません。

「詩のボクシング」とは、一体何であったのか。

今回は、そのことが明確になる全国大会でもあると自負しています。


明後日(9月24日)は、高知市で高知大会本大会があります。

第9回「詩のボクシング」高知大会 

本大会:9月24日(土)午後12:30開場  
午後1:00 試合開始

高知市文化プラザ
かるぽーと小ホール

主催:「詩のボクシング」高知大会実行委員会/高知市文化振興事業団(共同主催)

問合せ先:
〒780-8529 高知市九反田2-1
高知市文化振興事業団「詩のボクシング」係
TEL.088-883-5071 FAX088-883-5069

# by videoartist | 2011-09-22 21:30 | 「詩のボクシング」

前売チケット発売中と9月15日からチケットぴあでも発売!


これが最初で最後になるトーナメントです!

何回も観に来ていただいている方はもちろんのこと、一度も観たことのない方、「詩のボクシング」は面白くないと思っている方、「詩のボクシング」を良いにしろ悪いにしろ噂でしか知らない方、ぜひ観に来てください!

「詩のボクシング」がどういったものなのか、15年の重みをもって体感してもらえるでしょう!


前売チケット好評発売中!

前売チケットの購入方法。

すでに配布しているチラシですが、少し説明を補足したものを下記をクリックしてご覧ください。


両全国大会のチラシ裏面・観客ジャッジの方法及び前売チケット購入方法


  チケットぴあでは、9月15日から発売です!

  電話予約 TEL.0570-02-9999

  興行名:第11回「詩のボクシング」全国大会
  公演期間:2011年10月22日(土)  会場:イイノホール

  Pコード 619-879

  興行名:第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会
  公演期間:2011年10月22日(土)  会場:イイノホール

  Pコード 619-880



# by videoartist | 2011-09-14 19:00 | 「詩のボクシング」

3.11以降の表現とは


今日は、富山県黒部市に行きます。文芸道場・北信越[福井・石川・富山・長野・新潟]ブロック大会で高校生に「詩のボクシング」の指導をするためです。

どんな声と言葉に出会えるのでしょうか、楽しみです。

最近いろいろ取材を受ける中で、3月11日以降の表現について考え、話すようになりました。まだうまくまとまっていませんが、少なくとも「詩のボクシング」の場は3月11日以降も色あせない、いやむしろその存在に輝きを増す場になるだろうということは見えています。もちろん、だから人気が出るとかではなく、逆に場としては表面的には地味になって行くように思います。このとについては、少しずつ発言したいと考えています。

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3月11日の大震災によって、死をより強く感じることで、これまでの生活観、人生観、死生観までもがひっくり返された。

その背景には、既存のシステムを疑うことなく、それを発展させて行けるという幻想が幻想でしかなかったこと、つまり具体的には、その象徴としていまだ収束の気配すら見えない福島原発事故のみならず行き詰まった資本主義の姿が世界を覆っている経済不況によって暴かれていることなどを挙げることができるだろう。

これまでわたしたちが疑ってもみなかったこと、その価値観が覆されたことによって表現することにおいても変化がなくてはならないが、これまでのシステムの中に組み込まれている人たちとってみれば結局のところそのシステムの中でしかもがくしかないように見える。

では、どうすればよいのか。まずは、そのシステムからはみ出ること、でなければ何も始まらないだろう。実際にそのように活動を始めた人たちもいるが、その活動が既存のイデオロギーに奪取されないことを願う。

よく言われている、一人一人の活動は弱いもので力を合わせなくてはならないという考えにわたしは与しない。むしろ逆で、一人一人が弱くあってもまず自立することが大切だと考える。

そのためには、これまでの考えに一本違う考えの軸を導入する必要のがある、つまり発想の転換が必要。

簡単に言えば、x軸とy軸では平面しか表せないが、z軸を導入することで空間を表せるようになるということ。

「詩のボクシング」における一本違う軸というのは、声という軸であり、その軸は時間を必要とするからx軸とy軸による平面、つまり活字を媒体とする平面としての紙面に収まるものではない。

また、1999年からプロという既存のシステムからはみ出る、あるいは組み込まれないことで参加者個々の内発性によって音声表現の新たな表現の地平を切り開いてきた「詩のボクシング」トーナメントは、3月11日以降の表現として一つのひな形になるものを生み出して行くことになるだろう。

と同時に「詩のボクシング」は、これからも無名性の声が集まり、その声に他者が耳を傾ける場として継続され、その場を介して参加者は無名性を有名性に転換する中で、これまでとは異なる自立した生活観、人生観、死生観を見出して行くことにもなるだろう。

地道だが、このことが今求められていると思う。

「無名性」とは、他者に理解されていない、あるいは受け入れられていない状態のこと。「有名性」とは、他者に理解されている、あるいは受け入れられる状態のことで、いわゆる「名を成す」や「有名になる」という意味ではない。

被災地でのこの写真は、3.11以降のことについて多くのことを語ってくれています 

撮影:Katsunori Kusunoki


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# by videoartist | 2011-09-10 09:00 | 「詩のボクシング」

9月3日に気仙沼大会が行われ、個人代表と代表団体チーム決定!


午前中に小雨降る中、気仙沼漁港に行きました。半年が経とうとしていますが、被災の傷跡は鼻を突くにおいの中で想像以上のものでした。


















午後は、ワークショップ型「詩のボクシング」気仙沼大会が面瀬中学校で行われました。

気仙沼大会の実行委員会の方々は、被災地での大会のために工夫したリングを設営しており、驚かされました。




観客は地元気仙沼の方がほとんどで、出場者の朗読が終わる度に力強い拍手が沸き起こり、その音の大きさにこれまでになくわたしの身体が熱くなりました。

気仙沼大会の出場者には伝えようとする気持ちに迷いがなく、被災地の中での生活を優しく厳しく見つめる声と言葉にあふれていました。

その中で個人戦・代表になったのは、及川良子選手。及川選手は、本吉町の自宅が津波に流され、今は同町内の小泉中学校内の仮設住宅に住んでいます。

及川選手の朗読作品「朝陽に向かって」を紹介しましょう。


海から陽が昇る
朝陽に向かって歯を磨く
朝陽に向かって顔を洗う

微かに震える前髪の一本一本が虹色に光る

男どもが かまどのお湯を沸かす煙が校庭に立ち上る

眼下に津波に砕かれた町が横たわる

すべてはあったこと夢ではない

小雨が降る日 また家を訪ねた

ここは茶の間 小さな子がぐるぐる走り回った
ここはキッチン パンを焼くいいにおい
ここはトイレ まどさんの絵本が立て掛けてあった
ここは私の部屋 ついにわがままを通して手に入れた南向きの部屋

あれこれ思い出して 気持ちが少し温かくなる
あれこれ思い出して 気持ちが少しせつなくなる

庭の砂に埋もれた地面に ぽつり小さな赤い芽がのぞく
ああ シャクヤクだ シャクヤクは生きている

通りの道に 赤紫の大きな玉ねぎが転がっている
濃い緑色の太い根をつけて

よし 畑に植えてやるぞ
玉ねぎをつかんで帰る

海から陽が昇る
おだやかな海から陽が昇る

この朝も 
朝陽に向かって歯を磨く
朝陽に向かって顔を洗う



  及川良子



気仙沼大会の余韻に浸りながら

及川良子(おいかわ・ながこ)

何年かぶりに朗読し、心臓が激しく高鳴り、ガクガク膝がふるえ、久しぶりに生きている生々しい感覚を味わいました。

選ばれたのは、まったく思いにもよりませんでした。晴れがましくうれしい限りです。

独特な朗読という点では、私より弁護士の東さん、実行委員でもある藤田さんが選ばれてもよいと思いました。

全国大会という場をいただき、代表という言葉に苦しさを感じますが、出る限りはその苦しさを忘れて、言葉に命を吹き込みたいと思っています。

10月22日は、おひとりおひとりの発する声とそのエネルギーを、全身で受け止めたいとも思っています。

生きる意欲をぱんぱんに増量し、全国大会のリングに立ちます。

気仙沼大会では、心地よい緊張をありがとうございました!




また、団体戦の代表には、気仙沼にある宮城県立本吉響高校の3年生チーム「見せばやな」がなりました。チーム名は、「見せばやな雄島の海人の袖だにも/濡れにぞ濡れし色はかはらず」(殷富門院大輔)の歌から来ている。この歌の「雄島(おじま)」は、彼女たちの住む気仙沼からも近い松島湾の一つの島のことで、彼女たちもこの歌が好きだということでチーム名にしたそうです。

歌の意味は、「あなたにお見せしたいものです。雄島の漁師の袖でさえ、毎日どんなに濡れても色は変わらないというのに、私の袖はあなたを思う涙に濡れて、すっかり色が変わってしまいましたのよ」。

彼女たちは、輪読を駆使したテンポ良い団体朗読で、気仙沼の津波被害と町についての思いを声にしていました。会場の観客からは、「津波を体験しているからこその言葉だ」とのコメントがありました。


  見せばやなチーム(本吉響高校)



畠山舞

私は、9月3日に行われた「詩のボクシング」気仙沼大会の団体戦に出場しました。

このような大会に出るのは初めてだったのでとても緊張しましたが、本番ではいつも通りに声も出せ力を出し切る事ができました。

他の参加者のみなさんもいる中、全国大会に行けるとは思っていなかったので、気仙沼代表として精一杯頑張りたいと思います。

赤畑菜緒

9月3日に行われた「詩のボクシング」気仙沼大会で、私たち文芸部の3名が全国大会に行く事になり、今でも驚きを隠せません。

今回の大会でほとんどの方が震災について叫んでいました。

自らも被災者ですが、たくさんの「おだづなよ!」の叫びに胸を打たれました。

ですが、その中でも前を向いて居ない人は居ないと言う事に気付けたのが今大会での収穫です。

一人一人の出場者の思いを私たちが全国大会でうまく伝えられるように頑張ろうと思います。

三浦美保

宮城県気仙沼市立面瀬中学校で行われた「詩のボクシング」大会に団体戦で出場しました。

団体戦は三組でした。その中で自分たちがまさか全国へ行けるとは思っていなかったため嬉しかったです。

全国大会までは時間があります。今回のように一筋縄にはもちろんいきません。

時間を友好的に使いこのチャンスを無駄にする事なく精一杯頑張りたいです。

初出場で緊張しますが言葉を伝えたり見たり聞いたり楽しみたいです。



及川選手と本吉響高校チームの声を直接に聴くことでしか、被災地を感じることはできないでしょう。

被災地の被災状況は写真などで見ることはできても、被災地の人の心は声によってしか見ることはできません。

わたしは気仙沼大会を通してそのことを強く感じました。

  前列に出場者が座っている



  日野修さんから大会後のメール

楠さんへ

お忙しい中、きめ細かく指導、大きい支援いただきありがとうございました。

選手として参加した方から、参加して良かった、と嬉しいコメントを多くいただきました。

今朝、河北新報にカラー版で大会の様子と優勝者の紹介が掲載されていて嬉しかったです。


【記事内容】

「詩のボクシング」気仙沼大会/震災の体験、魂込め詠む
2011.09.04 河北新報

「詩のボクシング」気仙沼大会/震災の体験、魂込め詠む

東日本大震災の被災者らがボクシングのリングを模したステージで自作の詩を朗読し、勝敗を競う「詩のボクシング」気仙沼大会が3日、気仙沼市岩月の面瀬中で開かれた。

個人戦と団体戦(3人1組)の2部構成。気仙沼市や大崎市の出場者は赤コーナーと青コーナーに分かれ、3分の持ち時間で自作の詩を発表した。勝敗は観客が札を上げてジャッジした。

個人戦の優勝は「朝陽(あさひ)に向かって」と題した詩を朗読した気仙沼市のパート従業員及川良子さん(63)。津波に流された自宅の跡地に芽を出したシャクヤクと自分を重ね合わせ、「朝陽に向かって歯を磨く 朝陽に向かって顔を洗う」と再起を誓う詩を詠み上げた。

大会は、声に出して詩を詠むことで被災者の気持ちを和らげようと、地元住民有志らが企画。及川さんと、団体戦で栄冠に輝いた本吉響高の女子生徒3人は、10月22日に東京で開かれる全国大会に出場する。

日本朗読ボクシング協会(横浜市)の楠かつのり代表は「重苦しい作品ばかりだと予想していたので、力強い詩の多さに驚いた。全国大会では被災地の思いを届けてほしい」と語った。


皆さんの生きなくちゃという思いが表れてました。

観客の方から、こんな楽しみ方あるんだ、知らなかった面白い、との感想いただきました。

中学校の仲間との何十年ぶりかの再会もあり、家が流された仲間も舞台設営してくれ、いろんな方の支援いただき本当に感激しております。

皆さん自分のそれぞれの立場で生き抜いて行く姿見え、逆に私が元気づけられました。

今後ともどうぞ、よろしくご指導お願いいたします。

日野 修


# by videoartist | 2011-09-04 16:30 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011

明日は気仙沼大会、両全国大会のトーナメント表!


9月3日(土)は、台風が近づいてきていますが、宮城県気仙沼でワークショップ型の大会が行われます。

 ワークショップ型「詩のボクシング」気仙沼大会の出場者募集中!当日会場においても受付け可。

 気仙沼市内のみならず宮城県及び他県からの応募(ただし初参加の方に限る)もできます。

 9月3日(土)13:00~16:00

 参加及び観覧その他全て無料です!

 会場:気仙沼面瀬中学校ホール(宮城県気仙沼市岩月寺沢44)

 ※JR大船渡線で気仙沼へ、国道は仮設橋も出来上がりどの道路からでも気仙沼へ

※気仙沼市内はまだ停電中です。公共施設は壊滅状態ですが、会場の中学校は市の外れですが避難場所(現在は校庭に仮設住宅が建てられています)として利用されています。

 主催:ワークショップ型「詩のボクシング」気仙沼大会実行委員会

 後援:株式会社三陸新報社  取締役論説委員 近藤公人

 実行委員長   藤田 裕喜  (有)藤田新聞店
 副実行委員長 千田 基嗣  気仙沼市本吉図書館・気仙沼演劇塾うを座
 実行委員    大森 卓治  そば茶屋 くう兵衛
 実行委員    日野 修    紙芝居屋ももたろう

 気仙沼大会については、下記の日野さんの連絡先にお問い合わせ下さい。
 TEL&FAX 022-244-5669(担当:日野) e-mail :Kamisibaiya55hino@white.plala.or.jp

※[義援金について]日本朗読ボクシング協会に寄せていただいた義援金をこの気仙沼大会に役立たせす。


10月22日(土)に行われる両全国大会のトーナメント表です。

個人戦・全国大会では、選手枠番号13と14に敗者復活特別枠選手、選手枠番号15は敗者復活戦登場選手枠になります。敗者復活戦登場選手枠には、選手枠番号1~12の選手で1回戦負けした選手のうち1人が入ります。

団体戦・全国大会も同じに行われます。



新しくなったイイノホールは、船の中をイメージした造りになっていてます。親会社が、飯野海運ということもあります。

客席もゆったりと波のように、それは舞台を観るのに客の頭が重ならないように設計された結果でもあります。

また、空調も快適に長時間過ごせるように、壁のレリーフなどは昔のものをそのまま生かした粋な設計のホールです。

かつて「詩のボクシング」の殿堂と呼ばれたイイノホール、11月1日が正式な開館日になっていますが、そのホールを誰も使っていない状態で使わせてもらいます。

客席も「詩のボクシング」の観客が初めて座ることになります。

その快感も全国大会ではプラスに転じることでしょう。

# by videoartist | 2011-09-02 08:30 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011

第4回長崎大会チャンピオン誕生!


8月27日に第4回長崎大会が行われ、村上昌子選手がチャンピオンになり10月22日の全国大会に長崎大会代表として出場します。

村上選手は、宮崎県での高校生大会で注目を浴びていた選手です。

長崎、宮崎でのワークショップと全国高総文祭みやざき2010での高校生大会

  村上昌子




村上昌子

どうも名前が古風な村上です。

大学受験で「詩のボクシング」からいったん離れていましたので、今回1年振りに人前で詩を朗読することが出来て本当に気持ちが良かったです。

また、出場された朗読ボクサーの皆さんが、全国大会やインターネットで拝見したことのある憧れの方々でしたので、ご一緒させていただいてとても光栄でした。

初めて長崎に来た私の詩を少しでも聞いてくださった長崎の方、ありがとうございました。おかげさまで楽しかったです。

長崎大会では、高校時代に書いた詩を読みました。昔とはまた違った気持ちで読めたように思いますが、いかがでしたでしょうか。

全国大会に向けて、新しく詩をつくろうと思います。

高校を卒業し県外で独り暮らしをし、今までとは全く違う生活を始めたので、どんな詩ができるか自分自身楽しみです。

全国大会の会場で、朗読ボクサーの方々含め沢山の人に出会いたいなと今からワクワクしています。




「詩のボクシング」長崎大会 優勝は村上さん(北九州市立大)
2011.8.28 長崎新聞

全国大会の出場権を獲得した村上昌子さん=長崎市浜町、ベルナード観光通り

ボクシングのリングに見立てた舞台で2人の詩人が自作の詩を交互に朗読し、ジャッジが勝敗を判定する「詩のボクシング」長崎大会が27日、長崎市浜町のベルナード観光通りであり、最年少出場の北九州市立大文学部1年、村上昌子さん(18)=宮崎県出身=が優勝した。

市中心部の活性化に取り組む「ハマスカ実行委」と市立図書館の共催。4回目となった今年は、7月末の予選会を勝ち抜いた県内外の10代後半から60代の男女8人が出場。参加者は自らの声と言葉を使い、さまざまなテーマで自分の考えや思いを発表。どちらがより観客の心に届いたかを審査基準にトーナメント方式で勝敗を競った。

村上さんは、地デジ完全移行を控えたアナログテレビに自らを置き換え、役割を終える寂しさや地デジ対応最新テレビへのねたみを表現。決勝戦でも、「おにぎり」をテーマにしたユニークな詩を即興で仕上げ、市民らを魅了した。

村上さんは10月22日に東京で開催される全国大会に出場する。




自作の詩の朗読パフォーマンスで対戦する「詩のボクシング」長崎大会が8月27日、観光通りアーケード(長崎市浜町)で行われた。 (長崎経済新聞)

「詩のボクシング」は、ボクシングのリングに見立てたステージで朗読ボクサー2人が交互に制限時間内で自作の詩の朗読パフォーマンスを披露し、どちらがより観客の心に届いたかを審査員の多数決で勝負を判定するもの。長崎大会は今年で4回目。優勝者は10月22日に東京で開催される全国大会に出場できる。

会場となった観光通りアーケードの特設リングには、予選を勝ち抜いた老若男女8人の選手が集まり激しい対戦となった。ウルトラマンの謎を語る人、言葉を掛け合うエコー人民共和国の建国を呼び掛ける人、地デジ化で消え行く運命を嘆くブラウン管テレビになりきる人、前髪を描写した人など、いずれも力作ぞろい。会場がアーケードの真ん中とあり、遠巻きに見ながら通り過ぎる人や立ち止まって聞き入る通行人など、アーケードならではの光景が見られた。

決勝戦では6月に前期全国大会出場を果たした長崎市在住の岩永真実さんと、北九州市の大学1年生、村上昌子さんが対戦。決勝特別ルールで通常の3分制限の第1ラウンドと、その場でお題をもらって即興で朗読する第2ラウンドとの総合点で競う。

岩永さんには「クリ」、村上さんには「おにぎり」のお題が、それぞれ直前に与えられ、高級なクリの気持ちを朗読した岩永さんに対し、村上さんはおにぎりの親子になりきって朗読した。優勝は審査員5人の全員一致で村上さんに決まった。

「高校1年から『詩のボクシング』に関わっているが初めて優勝できてうれしい。即興の方はダメだと思っていたので驚いている」と笑顔を見せる村上さん。朗読のスタイルはいろんな人の作品を聞いて研究したという。

審査委員長で日本朗読ボクシング協会代表の楠かつのりさんは「アーケードのようにオープンな会場で行うのは選手には厳しいかもしれない。この試合は勝ち負けより、勝負そのものがライバル同士で一つの作品を作り上げるようなもの。その意味で今回の長崎大会は意義深いものになった」と話す。

村上さんは今後の目標について、「全国大会に行く交通費をバイトで稼ぐこと」とほほ笑む。



# by videoartist | 2011-08-29 15:30 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011

3月11日以降の日本における表現について


明日は、長崎大会本大会です。商店街の中の通りで行います。

 第4回「詩のボクシング」長崎大会 本大会当日11:40より追加ワークショップ!参加者募集!

 本大会 8月27日(土)13:00~15:00
 場所は浜町商店街観光通り
 観戦無料

 お申し込み・お問い合わせ先
 主催者:浜んまち事務局内 ハマスカ実行委員会
 〒850-0853長崎市浜町10番21号 with長崎4F
 TEL.095-823-0278 FAX.095-826-8908
 メール:info@hamasuka.jp


9月3日のワークショップ型「詩のボクシング」気仙沼大会の準備が進んでいます。

 今日は気仙沼市の高校生がチームを組んで参加申し込みしたとのこと。

 南三陸町や福島の相馬市からの参加もあるそうです。

 9月3日(土)13:00~16:00
 会場:気仙沼面瀬中学校ホール(宮城県気仙沼市岩月寺沢44)

 主催:ワークショップ型「詩のボクシング」気仙沼大会実行委員会

 気仙沼大会については、下記の日野修さんの連絡先にお問い合わせ下さい。
 TEL&FAX 022-244-5669(担当:日野) e-mail :Kamisibaiya55hino@white.plala.or.jp


3月11日以降の日本における表現について

3月11日以降の日本における表現について考えると、根底のところで既存のジャンルに収まるものではない表現が求められていると感じています。

それは(わたしにすればまず)言葉の表現ではあるのだけれども、形をもたない言葉とでもいえばいいのか、あるいはこれまでの形に収まりきらない言葉とでもいえばいいのか。

さらには、いわゆる現代詩とは呼ばれないもの、あるいは詩ではないと断言できるが、しかし人の心を激しく打つ言葉ともいえるでしょうか。

「詩のボクシング」は、声を介してそういった言葉を求めてきた場です。だから、「詩のボクシング」の場で発せられた言葉に対して「あんなのは詩ではない」と言われることが、むしろ逆に励みになっていました。

詩人の伊藤比呂美さんが、「詩じゃないと言われてこその現代詩なんだと思う。現代詩には現代詩らしく見せねばというルールがある。そんなことは気にせず、書き散らしてゆきたい」(8月24日付け朝日新聞より)と言っていることが奇しくもわたしの思っていることを代弁してくれているように感じられた。彼女のように大ナタを振るって現代詩に切り込める詩人はほんとうに少なくなった。

# by videoartist | 2011-08-26 17:00 | 「詩のボクシング」

10月22日の前売チケット発売!


10月22日まで2カ月になりました。

本日より第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会及び第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会の前売チケットを発売します。

第11回個人戦及び第3回団体戦・全国大会のチケット購入詳細について

※前売チケット(個人戦あるいは団体戦・全国大会のチケットと個人戦・団体戦セット券)は、8月22日より日本朗読ボクシング協会で扱っています。お得なセット券は、日本朗読ボクシング協会でのみ扱っています。


今年は3月11日に発生した大震災によって多くの方が犠牲になり、今なお過酷な避難所生活を強いられている方も多くいらっしゃいます。その中で被災地の宮城県気仙沼市で市民の方々の協力によって心の復興を目指して開催される「詩のボクシング」気仙沼大会、この大会を代表した選手も第11回個人戦及び第3回団体戦の全国大会のリングに上がってきます。是非ともその声と言葉を聴いていただきたいと思っております。

また今回は、ミュージシャンのサンプラザ中野くんとフォークシンガーのなぎら健壱両選手が一般参加の全国大会のリングに特別枠選手として上がってきます。さらに敗者復活特別枠選手として個人戦に2人、団体戦では2チームが全国大会のリングに上がってきます。

今回の個人戦及び団体戦・全国大会はこれまでの15年の「詩のボクシング」の集大成といった形で行われます。そのこともあり、全国大会ジャッジ(漫画家・やくみつるさん他)に加えて観客ジャッジ(※希望される方のみ)の判定によって試合を進めさせていただきます。

この集大成となる「詩のボクシング」個人戦及び「声と言葉のボクシング」団体戦の会場にご来場いただくことを心よりお待ちいたしております。

※第2回から第7回全国大会までを行った会場のイイノホールは、「詩のボクシング」の殿堂と呼ばれれていました。第8回からはビルの建て替えによって殿堂での全国大会は中断、新たにビルが建ったとしてもホールを作るかどうかは決定していませんでした。しかし4年後の今年、イイノホールでの全国大会が復活します。イイノホールは11月にオープンしますが、ホール側の特別な計らいによって10月22日に全国大会を開催できることになりました。


神戸新聞8月15日に掲載

※記事画面をクリックすると拡大されます!




# by videoartist | 2011-08-22 09:00 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011

10月22日の全国大会のチラシです!





# by videoartist | 2011-08-11 15:00 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011

第11回個人戦及び第3回団体戦・全国大会について!

 

史上初のプロ特別枠
  敗者復活枠含むトーナメント!
   全国大会ジャッジと
    観客ジャッジによって判定!
     東日本大震災被災地
      気仙沼大会からの代表も!





# by videoartist | 2011-08-08 10:30 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011

史上初!皆で決めるチャンピオン!全国大会ジャッジと観客ジャッジによって判定!


10月22日に行われる第11回「詩のボクシング」個人戦・全国大会と第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会では、全国大会のジャツジと観客ジャッジよって試合を進めることになりました。

以前から観客も参加できる判定を実現してほしいとの声があり、今回その声に応えることにしました。

その方法は当日会場で説明しますが、一人一人の判定の色を数えるものではありません。レフェリーの判断に任せます。

ただし、観客ジャッジによって示された青あるいは赤色の数が同じとみなした場合には、全国大会ジャッジが示した色の数で判定が下ります。

この史上初となる「皆で決めるチャンピオン」の座に誰が就くのでしょうか、楽しみです。

その判定に使われるのが下の「詩のボクシング」のロゴマーク入りリジナル丸うちわです。直径21cm、手持ち用の丸い穴があいています。

片面が青、片面が赤色になっています。

試合ごとにどちらかの面をレフェリーに示します。

もちろん、ジャッジに参加したくない方もいらっしゃるでしょう。参加されなくても何ら問題ありません。いつものように選手の自作朗読を楽しんでください。


片面-青色

片面-赤色


この丸うちわは、試合後に記念品として持ち帰っていただけます。

当日の観客には、自らの熱気をうちわで冷しながら熱戦を楽しんでいただくことになるでしょう。


# by videoartist | 2011-08-06 18:00 | 「声と言葉のボクシング」

馬場めぐみ選手が敗者復活特別枠で全国大会へ


偶然が重なることがある。宮崎のささりん選手と10月3日のワークショップ型宮崎大会のことも含めて電話でしているところに、馬場めぐみ選手の下記のメールが届いた。

実は第54回短歌研究新人賞を受賞したとの知らせをもらっていたので、「詩のボクシング」との関わりついて書いてもらいたいと依頼していたのです。

その前にも偶然(この偶然が大きな決断をもたらした)があった。7月3日に行われた第9回北海道大会に出場していた馬場選手に打ち上げで、一度全国大会のリングに上がってもらいたと口にしていたので、それを実現させようと考えていたところに、彼女から受賞の知らせが届いた、という偶然。

そこで、かつて導入した方法ですが、地方大会出場者の敗者に全国大会のリングに上がってもらう敗者復活特別枠を馬場選手に与えることにしました。

多くの負けで鍛えられた彼女の声と言葉を楽しみにしてください。


  馬場めぐみ



「詩のボクシング」という出会いの場

馬場めぐみ

2006年の夏、神奈川大会に予選落ちをしたのが私の初めての「詩のボクシング」体験でした。

その次は2007年の東京大会、予選は通過するものの、一回戦でささりん選手の圧倒的パフォーマンスに惨敗。振り返ってみれば私の「詩のボクシング」経験は負けから始まり、それ以後のどの大会でも最後には負けで終わるのでした。

その「負け」をいっそすがすがしいものとして受け止めることが出来るのが「詩のボクシング」の楽しさでもあります。

ですが初めは私にも大きな葛藤がありました。それは負けることのくやしさよりも「人前で朗読するという行為の恥ずかしさ」との戦いが大きかった気がします。

人前でわざわざ声に出してまで「表現」したいことが自分には本当にあるのかと何度も悩みました。2007年の神奈川大会に予選落ちした際には、自分は表現に値する人間ではないのだと思い、もう「詩のボクシング」への出場は辞めると他の朗読ボクサーの方々にこぼしてしまったことがあります。

その際に「あなたはいいものを持っていると思うから続けた方がいい」といった非常に有難いお言葉を口々にかけて頂いて、その言葉を励みに一度折れた気持ちを立て直し、今に至るまで「詩のボクシング」への参加を続けています。

私にとっての「詩のボクシング」とは、出会いの場です。予選会場では時として数十人もの、自分とは全く違う生活と人生を送ってきた方々の生き様を、その言葉を直接身に浴びることで感じることが出来ます。

リングの上では三分という等しく与えられた時間を使って自分には思いつかないパフォーマンスを見せる相手(上述したささりん選手などはまさしくその通りで鮮烈でした)と向かい合うことで、勝ったにしても負けたにしても自らを振り返る機会を与えられます。

自分の声で自分の言葉を外に出すことによる疲労と快感の中で自らを見つめ返すことは時に苦痛にもなりますが同時に快楽でもあります。

そして自分の朗読を「好きだ」と言ってくださる方々と出会い、嬉しい思いをさせていただくことも多いです。

私が短歌と出会ったきっかけも「詩のボクシング」でした。「詩のボクシング」北海道大会予選にて、短歌を朗読される朗読ボクサーの方々と出会ったことで短歌という表現形態に興味を抱き自ら作るようになりました。

そしてこの度、短歌連作30首「見つけだしたい」にて第54回短歌研究新人賞を頂きました。「詩のボクシング」に出会っていなければ、短歌との出会いもこの度の受賞もなかったかもしれません。「詩のボクシング」は本当にかけがえのない出会いの場です。

現在の私は「詩のボクシング」においては、三分で聴衆を惹きつけるためにはどのような表現手法が自分には有効かという点について非常に関心があり、今のところ短歌への関心と「詩のボクシング」の場での表現への関心は別物になっています。

そのため、まだ「詩のボクシング」で短歌のみを朗読したことはありません。ですが近いうちに三分を使って短歌朗読で聞いてくださる方々を惹き込みたいと考えるようになるかもしれません。

それはまだ分かりませんが、今確かに言えるのは「詩のボクシング」の三分内で自作品を肉声で発するという条件も、短歌の31音という定型も、私に自分の表現をしたいと思わせてくれる非常に魅力的な表現形態だということです。

これからの私がどのように変わっていくのか、果たして変わらないのか、それは自分でもまだ分かりませんが、これからも短歌も「詩のボクシング」もともに続けていきたいです。



<ひと2011>馬場めぐみさん*第54回短歌研究新人賞を受賞した
2011.09.09 北海道新聞朝刊全道

<歯ブラシで排水溝をひたすらにこする時の目でなにもかもを見る>

世界を前に立ちつくす女性の痛みを鋭敏な感覚で詠んだ連作30首「見つけだしたい」で、新鋭歌人の登竜門、第54回短歌研究新人賞を受けた。「まだ実感がないけれど、未知の人に歌を読んでもらえることがうれしい」

砂川市出身、函館市育ちの筑波大4年生。散文詩を書いていたが、対戦式の朗読イベント「詩のボクシング」で知り合った仲間を通じ、短歌に触れた。独学で作り始めて1年余り。選考会では「荒削りな表現だが、切実な思いがある」と評された。

就活や卒論の重圧に苦しみながら、「暗闇で火をともすように、自分で自分を救いたい」という強い思いで、一つ一つ言葉を探った。「人は必ず死ぬ。それに抗(あらが)おうとするのが表現だとしたら、表現において希望を求めるのは、当然のことだと思う」と話す。

<浴槽は海に繋(つな)がっていません だけどいちばん夜明けに近い>

連作を締める1首の下句で、ぎりぎりの希望を新鮮な思いで歌えたことが大きな自信になった。受賞作は雑誌「短歌研究」9月号に掲載された。

10月には「詩のボクシング」全国大会(東京)が待つ。敗者復活特別枠での念願の初出場。「楽しみです。いつか短歌の朗読もやってみたい」。

卒論執筆のため札幌の実家で両親、妹と暮らす。24歳。


# by videoartist | 2011-08-03 09:00 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011

長崎大会予選会本大会、神奈川県教育センター、文芸道場、学校祭、目黒区講座


7月31日(日)13:00より第3回長崎大会予選会

ふるってご参加ください。

※長崎県外の方も参加できます!当日参加もできます!

会場:長崎市立図書館

8月27日(土)は13:00より第3回長崎大会本大会

会場:浜町商店街・観光通り



8月3日(水)は神奈川県教育センターで小、中、高校の教員を対象に朗読コミュニケーションのワークショップ

※定員20人のところ40人の参加者で募集を締め切ったとのこと。


9月10日(土)は富山県で開催の文芸道場・北信越大会で団体戦ワークショップ

※文芸道場では初となる3人でチームを作ってもらい団体朗読のワークショップを行います。


9月24日は、第9回高知大会本大会

会場:かるぽーと


9月30日は富山県の高岡第一高校での学校祭で高校生「詩のボクシング」大会の指導

※高岡第一高校では二度目の学校祭での「詩のボクシング」です。


他にも東京都目黒区の社会教育会館で4回の「自分の言葉を声にすることで怒りや悩みを解消し、自分再発見する」連続講座。今回は朗読心理学を新たに構築することに挑戦します。

※長く抱え込んでいる悩みや怒りが消えます。そういったワークショップです。


朝日新聞の秋田全県版に6月25日に横浜で行われた前期・全国大会出場者・鈴木正長選手の記事が掲載されました。彼は秋田で独自の活動しています。そして研究熱心で、初参加の時よりも朗読表現力に一段と磨きがかかっていました。

詩のリングで全国4強 東北代表・北秋田の鈴木正長さん/秋田県
2011.07.28 朝日新聞/秋田

 拳の代わりに自作の詩を朗読しあって勝敗を競う「詩のボクシング」の全国大会が6月末、横浜市で開かれた。北秋田市の精肉店で働く鈴木正長さん(33)は東北代表として出場し、ベスト4に輝いた。東日本大震災を受け、自然災害と向き合う東北人の姿を方言を交えて伝えた。

 《つぶれでならねぇ つぶされでならねぇ 降り積もる屋根の雪の上で スコップを突き刺し、除夜の鐘に耳を澄ます あれは、これから始まる厳しい冬の合図だ》

 6月25日夜、横浜市の関内ホール。全国大会は準々決勝を迎えていた。リングに見立てた舞台の赤コーナーで、照明を浴びた鈴木さんが「じゅうにヒト縁」を秋田弁で披露していた。豪雪に負けず、力強く生きる秋田人をつづった詩だ。

 全国大会には、地方大会の優勝者や主催者の推薦を受けた計16人が集まっていた。役者、作家、元ひきこもり、大学生、高校生、小学生と多彩だ。持ち時間3分で自作の詩を発表しあい、審判が勝敗を決める。トーナメント方式で戦い、優勝者が決まる。

 鈴木さんは本来、婚活の失敗談や外見の劣等感を笑いに包む詩が得意だ。東北代表が集う7月の秋田大会でも「婚活モンタージュ」などを披露し、評価を得ていた。全国大会でも同じように、「自虐ネタ」で攻めるつもりだった。

  ○    ○

 考えが変わったのは大会数日前。3月11日に東北を襲った震災のことが頭を離れなかった。「地震や津波、そして豪雪。東北代表として、繰り返す自然災害に耐え続けてきた東北人の姿を伝える義務があると思った」

 この日の初戦は、秋田大会でも披露した秋田内陸線の物語「ノスタルジックトレイン」で快勝。準々決勝は震災を意識した新作で勝負した。

 《泣いでならねぇ 涙流してならねぇ 泣いだら他の人が悲しむ 辛(つら)いのはオラだけでねぇ みんなが日々、命を紡いで縫い続けているのに、心ほつれては不格好だ ボロボロの生地を継ぎはぎ 新調して正面を見た》

 大勢の観客で埋まった会場からはすすり泣きが聞こえた。7人の審判のうち、6人が鈴木さん側の色である赤い旗を上げた。

 準決勝では、同じ1977年生まれの有名人と、過疎や高齢化が深刻な商店街で店番をする自らの人生と比べた詩「77の猛者」を選んだ。歌手の安室奈美恵、氷川きよし、元サッカー選手の中田英寿らが輝いて見えるつらさをつづった作品だ。持ち味のユーモアもしっかり盛り込んだ。

 《いつしか同世代の姿を見るにつれ、焦燥感と絶望感にさいなまれていった (中略) テレビを消してラジオへ逃げ出せば 聞こえてくるのは、コブクロやアンジェラ・アキ みんなみんな77年生まれなのだ…… ひと騒動を起こした市川海老蔵は、うらやましくないけど》

 決勝進出はならなかった。だが、悔いはなかった。大会後、舞台から控室に戻る廊下で、小学生の児童ら8人からサインをねだられた。戸惑いながら、ハートマークを矢で射抜くような絵と名前を書いた。

  ○    ○

 7月27日昼、あきた結婚支援センター主催の婚活セミナーが秋田市であった。真剣なまなざしでメモを取る参加者の中に、鈴木さんの姿があった。50連敗中の婚活。「親や店の常連客が期待してるんで、しばらくはこっちに専念します」。

 茶色の布製カバーのスケジュール帳は、夏場の婚活の予定で埋まりつつある。詩のボクサーの「引退」だろうか。

 9月3日の欄だけは違う。「詩のボクシング・気仙沼」。この日だけは、震災を受けて宮城県で開かれる地方大会に参加し、戦う予定だ。

 【写真説明】

 全国大会で詩を朗読する鈴木正長さん(右)=6月25日、横浜市の関内ホール、日本朗読ボクシング協会提供


# by videoartist | 2011-07-28 18:00 | 「詩のボクシング」

長崎市立図書館でのワークショップ


7月24日に長崎市立図書館で行った朗読ワークショップは、楽しいものでした。初めての方も含めて、参加者それぞれの自作朗読についての感想及び批評は的を射た鋭いものがありました。

皆さん、表現することについて造詣が深い。

その中で、特に印象的だったのは即興朗読。

自作品を持っていなかった二人(一人は図書館の女性スタッフ、もう一人は通りすがりに参加した女性)に即興朗読をしてもらいましたが、これが素晴らしかった。二人が日々の生活の中で身につけた言語感覚が垣間見えた瞬間でもありました。

誇張ではなく、文字で書くことを経ないで、声による即興表現の可能性を示唆していたと思います。

図書館側で映像記録していたので二人の即興の内容を書き起こしてもらいました。

こうやって文字にしてしまうと(その声を聴いているので)やはり味気ないと感じます。何かが欠落しているのです。

それは、その場で聴き手に向かって発語するという緊迫感、あるいは声の言葉で作品を生み出す瞬間の臨場感といってもよいかもしれません。

つまり、その緊迫感の中で二人の即興を味わうことがなければ、結局のところ声による即興表現のよさは分かってもらえないでしょう。


お題「猫」

長崎は猫が多い

坂道が多いように 猫も多い

長崎の猫は尻尾に特徴がある

尻尾が短い猫 長い猫 曲がった猫

長崎の猫はキャラクターになっている それくらい有名

ところが 図書館の周りでは猫は見ない

わたしの家の周りにはたくさんの猫がいるのに

図書館の周りではあまり見ない

餌がないからか 坂道がないから

ただ 猫の影を感じるときがある

お客さんが持ってくる本に 猫のにおいがする

猫のにおい ペットのにおい いろいろついている

この人がおうちでどんな猫を飼っているのかなと想像してみる

大事に飼っている猫か、たんなる野良猫なのか

図書館の人間としては あまりにおいを残さずに返してほしい

と思う



お題「眼鏡」

たしかに40を過ぎると必要になってくる

わかってはいた わかってはいたけれど 老眼鏡という言葉が嫌い

それでずっと避けていた

でもある日 何気なく手にとった友だちの老眼鏡

ものすごく見えた

負けた気がした

翌週には自分も老眼鏡を持っていた

でも使ってない

大事な書類を書くとき それは仕方ない

でも 普段使うと やっぱりまだ負けた気がする

眼鏡って 人間を試している 



「猫」に対しては、はじめしばらく考えていましたが、声に出し始めると、最後までゆったりした一定のテンポで、しかも迷いなく声を出していました。

また、「眼鏡」に対しては、声に強弱をつけたユーモラスな即興となっていました。

―と声の出し方に補足説明がありました。

当然のことながら、こうやって文字になったものを推敲することにより書き直すことはできますが、それを行った時点で、それは声ではなく文字の表現にすり替わってしまうのです。

「詩のボクシング」は、いうまでもなく声の表現の場です。

# by videoartist | 2011-07-26 13:00 | ワークショップ型

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