兵庫大会、北海道出場選手より
2009年 07月 07日
各地の大会では、チャンピオンとなり全国大会を経験している選手が「詩のボクシング」の場を底支えしてくれている。
彼ら彼女らは、「詩のボクシング」に何度も参加し、勝ち負けを経験しながら、負けというイメージを全く異なるイメージへと変えてくれてもいる。
そのことが嬉しい。
兵庫大会と北海道大会参加者からのメールを紹介しよう。
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兵庫大会を終えて
伊予野みかんさんより
今年の兵庫大会は今までと違う 熱さがありましたね。いまだに その余韻と心地よい疲労を 楽しんでちょっとハイになっています。
沖君は 高校時代 声をかけるのを ためらうような繊細な美少年でした。この6年の間に 高校生・大学生・社会人と成長されて戻って来てくれたことは子どもの成長に目を細めるような 喜びがありました。どんな6年間だったのか あれこれ想像するのも楽しいです。
また3人の女子高生の活躍も 素晴らしかったですね。うららさんの ぶっちぎり優勝と 誰もが思っていたところ番狂わせが起きるのが 「詩のボクシング」の面白さでもありますね。
うららさんは 素晴らしい声の力 才能と雰囲気を兼ね備え帰りには 宮口のおじいちゃんと 仲良く並んで2人で帰るやさしい娘さんでもあるのです。これからの 活躍が楽しみですね。若い力が活躍してくれたことが 嬉しくて仕方ないです。
何だか 私、母親モードですが・・・不思議と 今年は悔しい気持になりません。とても幸せな気持ちなのです。16人の内の1人であることの幸せといったような。
1回戦の小栗さんの「カラス」は名作ですし来年また 「カラス」に当たった時のためにもっとパワーアップしようと 元気をもらいました。
また、敗者復活で選んで頂いたことが これほど嬉しく力を与えてくれるとは 思いませんでした。敗者復活戦は いいシステムですね。
でも 若い力に負けてばかりはいませんよ。おばさんは 進化も増殖もしますから。来年は 見並さんも佐野さんも 復活予定ですし。
私も 「詩のボクシング」普及目指して 昨年より高校の講師デビュー致しました。といっても 週に3日の時間講師です。来年は 是非 朗読ボクサーとして 生徒の引率として2足のワラジで参加したいと 熱い思いでいます。
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北海道大会を終えて
岩崎圭司くんより
北海道大会、本当に楽しかったです。「詩のボクシング」はこれまで何度も参加させていただき、また観戦もしてきましたが、 『一番楽しかった大会』は、いつも『一番最後に見た大会』になるのが不思議です。毎回が新鮮で、熱気があって、魅力的な言葉が聴けるのは何度経験しても楽しいです。
声と言葉の格闘技に何度も参加していながらありきたりな言葉しか出てこないのですが、 本当に楽しい!僕にとって「詩のボクシング」はこの一言に尽きます。
今回は2つ読ませていただいたことに喜びを覚えながらも、やはりちょっと悔しいです。
『あの表現をこうしていれば?』『いや、他の作品を朗読していればどうだった?』など、考え出すと様々なことが頭に浮かんできます。ただ、それすら楽しいので困ります。(浦田さん何故わざわざ僕の隣にワープしてくるんですか!?とかも考えちゃいましたが)今は、頭の中に湧き出してくる『ああすればこうすれば……』をまた新しい作品に仕上げて、次の機会には今まで以上のものを出してみせる!と、早くもやる気満々です。
とりあえず、当面は滋賀大会が盛り上がるよう全力で頑張ります。ご期待ください!観客、出場者、そして実行委員と3つの楽しみ方ができるのもなかなかいいものです。
実行委員をやってわかったのですが、今までは大会の会場に楠さんがいることが正直当たり前のように感じていましたが、滋賀までご足労をおかけする立場に回ってみると、 大変なご苦労をされているんだなと痛感しつつ、あらためて感謝しております。
それでは、8月に滋賀でお待ちしております。