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全国高等学校総合文化祭とやま2012と第7回ふじいばら杯「詩のボクシング」大会


全国高等学校総合文化祭とやま2012の文芸専門部の全体交流会で「詩のボクシング」大会が、8月9日に行われます。

これまでは個人戦のトーナメントだけでしたが、この大会では個人戦だけではなく初となる団体戦が行われます。

ご期待ください。

ところで、7月6日に静岡県御殿場市にある御殿場西高校で7回目となるふじいばら杯「詩のボクシング」大会が行われました。

この大会は今年で7年目になります。今では全校で取り組む大会になっています。

個人戦でチャンピオンになった冨吉恭矢くんには、全国大会に出場してもらいたと思うほどの表現力がありました。

団体戦:野球部チームvs吹奏楽部チームc0191992_19294457.jpg


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チャンピオン・冨吉恭矢
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第7回ふじいばら杯「詩のボクシング」を観戦しての感想

星野早苗

私は今年度御殿場西高等学校に赴任し、「詩のボクシング」の存在を初めて知りました。大会の1ヶ月程前から審査員のお話があり、観戦を楽しみにしていました。他の先生方からは、大変好評のようで、「審査員なんて羨ましい」といった言葉をかけられました。

そして、当日、ステージにリングが作られ、観戦生徒の盛り上がる空気の中、開催を待っている時間はとてもワクワクし、高校生に戻ったような気分になりました。

オープニングの団体戦では、野球部チーム「板金ズ」vs吹奏楽部チーム「スイングガールズときどきボーイズ」が行われました。何かになりきって心情を述べているらしい野球部の詩を聞きながら、いろいろな想像を巡らせました。アイスかな・・・黒飴かな・・・と思っていたら、答えはチュッパチャップスで、意外な面白い題材を見つけたなと感じました。

吹奏楽部の詩は、部員をお弁当に例え、いつも楽しそうな部活動を思い描くことができました。どちらも想像力をフル回転させられる詩で、最初のジャッジからとても迷いました。板金ズはもっともっとチュッパチャップスになりきってくれていたら・・・私は赤をあげていましたね。

オープニングも終わり、校長先生や楠先生からお言葉をいただき、1回戦が始まりました。トップバッターの福井晴香さんは、私が家庭科を教えているクラスの生徒でした。福井さんは、昔流行ったゲームの「ピクミン」を想像させる詩を読んでくれました。“福井さんらしさ”が大変表現できていた詩だったので、私は青をあげました。

特に印象に残っている試合が1試合ありました。それは、名づけて「虫対決」でした。どちらもチョコボール(ゴキブリのこと)が出てきて、私の頭の中を黒光りする虫が駆け回りました。先攻の佐藤さんの詩を聞き、「絶対佐藤さんにはあげない!」と心で決めていたら、後攻の小林君の詩も虫だらけだったので、おばあちゃんがゴキブリを素手で捕まえるというゴッドハンド佐藤に1票投じてしまいました。

印象に残る朗読を挙げていくときりがありませんが、この「詩のボクシング」の大会を通して感じたことは、普段あまり人前で話す機会の少ない生徒たちが、積極的に参加していたということでした。人と話すのが苦手で、大きな声を聞いたことがないような生徒も、一生懸命詩を読んでいて、とても感動しました。

そのような生徒たちの詩は、とても自分を表現できていて、また心がこもっていて、優勝はできませんでしたが、MVPではないかと思います。試合が終わった後、その生徒に声をかけたところ、とても晴れ晴れとした表情で、嬉しそうに感想を話してくれました。

「詩のボクシング」という表現の場を創り出してくださった楠先生に大変感謝しております。私はまだ担任は持っていないので、いつか担任になったときには、クラスの生徒を「詩のボクシング」に参加させ、優勝できるようサポートしようと心に決めました。



リング上で詩の“攻防” 表現力を競い大会-御殿場西高
2012.07.07 静岡新聞朝刊

リング上で自作の詩を読み上げて表現力を競う「詩のボクシング御西高大会」が6日、御殿場西高で開かれ、高校生が個性的な詩を声に出して表現し、観客を沸かせた。

制限時間3分以内に詩を朗読し、9人の審査員が勝敗を判定するルール。個人戦では16人がトーナメント形式で王座を争った。ペットのハムスターへの愛情を熱く語る生徒や、性格を花に例えて静かに語る生徒など、日ごろの思いを情感込めて表した。

決勝戦の即興詩対決で、3年冨吉恭矢さんは「ソフトクリーム」を題材に、コンビニで「アイスを温めて」と言った時の店員の応対を面白おかしく語り、優勝した。

3人1組で参戦する団体戦では、楽器を弁当の具材に例えて吹奏楽の面白さを伝えた吹奏楽部チームが野球部チームを下した。


by videoartist | 2012-07-29 20:00 | 個人戦・団体戦