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速報!9月5日にステージ版「詩のボクシング」を上演しました!


9月5日に初となるステージ版「詩のボクシング」を北海道・湧別町の文化センターさざ波で上演しました。

このステージ版は、これまで構想していた「『詩のボクシング』出場者によって新たな表現ができないか」と考えていたことがやっと実現したものです。

今回は、全体のテーマを「いじめ」にしました。ステージ版の脚本•構成•演出は、わたしが担当しています。

テーマについては声と言葉の表現によって社会問題に真っ向から立ち向かってみようと考えてのことであり、しかも湧別町の3つの中学校(上湧別、湧別、湖陵)の生徒と教員が観客なので、今回はこれ以外のテーマはないと設定しました。

1時間半の上演中の生徒と教員の反応は上々で、初の試みは成功裡に終わったと感じました。生徒と教員の全員がジャッジを担当しましたが、観客ジャッジ制はやはりいいですね。観客の参加性が高まると評判もいいのです。

この観客ジャッジ制は、小学校、中学校、高校などの教育現場で1998年から導入されているものです。

選抜された8人の朗読ボクサーに純潔な少女、根暗人間、不思議なおじさん、肝っ玉母さん、いい加減な大学生、新聞配達人、学校の先生といった役を与えましたが、その役柄から「いじめ」について紡ぎだされた作品はどれも非常にレベルの高いものでした。

そして、このステージ版は各地で出場してくれた朗読ボクサーたちから選抜して同様に行えるものだと確信することもできました。

ステージ版では大谷真仁選手がチャンピオンになり、10月27日の第12回個人戦・全国大会に特別枠選手とそて出場することになりました。

大谷選手の描き出す言葉の限界まで行っている独特の表現世界が中学生にも受け入れられたことになります。

ステージ版については、このブログで継続して紹介します。


オープニング
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中学生と教員の観客ジャッジ
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大谷選手がチャンピオンに
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レフェリーは、大西定信


出演した8人の朗読ボクサー:松本直人、菊池あれさ、大谷真仁、中田勝頼、杉山結実、吉田妙子、進藤史郎、浦田俊哉

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出演者記念写真
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「詩のボクシング」、お題は「いじめ」 道大会優勝者ら出場、中学生が審査 湧別/北海道
2012.09.08 朝日新聞•北海道朝刊

「いじめ」をテーマに、リングに見立てた舞台で自作の詩を朗読し合って勝敗を競う「詩のボクシング」が、湧別町で中学生に公開された。町内3校約280人の生徒のほか、先生が審査員を務め、個性的表現に熱心に聴き入った。

「詩のボクシング」道大会の優勝者ら8人が出場して、5日に開かれた。「少しでもいいから前に進んで」「自分の嫌なことは他人にするな」……。自らの経験や想像などを織り交ぜながら自作詩を朗読した。

試合はトーナメント方式で、1試合は1ラウンド3分。身ぶり手ぶりを交えたり、声色を変えたりして朗読し、生徒や先生が青と赤の判定表で出来栄えをジャッジした。「カエル人間」や「デブ捨て山」など独創的な詩を披露した北海道大学3年の大谷真仁さん(23)が優勝した。

審査にあたった上湧別中3年の吉田朋貴さん(15)は「初めて見た。自殺はダメだと改めて感じた」と話していた。

試合後、本紙「いじめられている君へ」で紹介されたボクシング元世界王者内藤大助さんの「相談はカッコ悪くない」(7月14日付)を出場選手全員が交代で朗読した。

今回の試合は、「詩のボクシング」道大会10周年を記念し、日本朗読ボクシング協会の楠かつのり代表が企画。自らリングアナウンサーを務めた。通常はテーマを決めずに戦うが、テーマを決めての開催は初めてだという。町民団体「良いもの見よう聞こう会」や町教委が協力し、同会の大西定信事務局長がレフェリーを務めた。



熱い思い 中学生が判定*「詩のボクシング」*湧別でステージ版
2012.09.06 北海道新聞朝刊 

【湧別】ステージ版「詩のボクシング」を、町内の中学生が鑑賞する催しが5日、町文化センターさざ波で開かれた。

「詩のボクシング」は、赤と青のコーナーに分かれた選手がリングを模した舞台で自作の詩を朗読、聞き手が「どちらが伝わったか」を基準に勝敗を決める。道大会の出場者ら8人が参加し、上湧別、湧別、湖陵の3中学の生徒が聴衆としてジャッジを務めた。通常、詩のテーマは自由だが、今回はステージ版として1回戦のテーマは「いじめ」とした。

札幌の大学生大谷真仁さんが、異質なものの排除がいじめにつながることを表現した詩などで、トーナメント戦を勝ち上がった。決勝は7月の道大会と同じ顔合わせ。大谷さんが、道大会で優勝した中学教諭浦田俊哉さん(遠軽町)を抑えてリベンジを果たした。



大谷選手からのステージ版「詩のボクシング」を終えての言葉です。彼らしい表現になっています。


ステージ版「詩のボクシング」を終えて

大谷真仁

史上初の「詩のボクシング」ステージ版ということで、俺は頭を悩ませていた。今回は観客が特殊なのだ。このステージ版では、「300人の中学生」の前で朗読しなくてはいけない。

300人の中学生。

中学生といったら、反発したい盛りだ。まったく反発しないのがテンピュールだとすれば、それの真逆を行くのが中学生だ。そんな奴らが黙って詩なんて聞くだろうか?「つまんねえんだよ!」とか言われて、チェーンみたいので殴られて、俺が泣いてるところをニコニコ生放送とかで配信されたらどうしよう。それがYou tubeに転載されたらどうしよう。

俺は恐怖に打ち震えた。

当日。会場にぞくぞくと中学生が入ってくる。

怖い。

こんないっぱいの中学生の前で朗読なんてできるだろうか。メリケンサックとかはめてる奴はいないだろうか。前日に全裸で寝たことも手伝って、完全にお腹を壊している。体調は最悪だ。

そんな俺の不安をよそにゴングは鳴り響いた。ここまで来たら仕方ない。いつも通り品性のかけらもない朗読をさせていただいた。いざ読んでみるとわかるが、中学生はみんないい子ばかりだった。みんな真剣に聞いてくれるし、すくなくともチェーンを振り回している中学生は一人もいない。下劣なポエムを通してだが、中学生と触れ合えた気がした。

思春期まっただ中の中学生が俺のことをどう思ったのかはわからないが、とりあえず優勝させてもらったので、成功したということにしておく。

そして次は全国。とても義務教育が終了している人間が書いたとは思えない低俗極まりない朗読しかできませんが、聞いてください。聞けば聞くほど頭が悪くなる百害しかない朗読ですが聞いてください。そして俺と一緒に頭悪くなってください。耳、変な色になって腐ると思うけどよろしくお願いします。


by videoartist | 2012-09-06 19:00 | ステージ版「詩のボクシング」