CBS(韓国の全国放送ラジオ局) の取材を受けることにしました
2013年 06月 14日
「詩のボクシング」の地方大会は1999年に始まり、全国大会は2001年から行われています。
地方大会と全国大会の関係は、地方大会は地方大会として自律すること、つまり地方大会チャンピオンはチャンピオンとしてあるが、それを直接全国大会に結び付けないようにできればと考えていました。地方大会も全国大会も独立した形で運営できればよいのではないかということです。現在の全国大会の形は、必ずしもそのようになっていません。
そのことを曲がりなりにも具現化できたとすれば、2004年に沖縄市で沖縄市制施行30周年記念事業として行われた初の選抜式による全国大会です。実はこの選抜式こそが、地方大会と全国大会の独立を担保できるものだったのです。ただ、一般的には地方大会の上に全国大会があるというのが常識的通念です。この通念が地方大会の自律を妨げる根本のものになっているのではないか、そう考えたわたしは2005年頃からその通念を打ち砕かんと地方大会チャンピオンが必ずしも全国大会に出場できるとは限らないとして各主催者と共通認識を持とうと対話しました。理解してもらうのに難しいところもありましたが、結果としてそのようにできたこともありました。
しかしながら、ここにきてもっとストレートに選抜式としての全国大会を前面に打ち出して開催できるようにすることが、その理念に沿うものだと思うに至りました。
ですから、これまでの形での全国大会は今年で一旦終わり、その後は選抜式の全国大会を行い、その形が継続できる可能性を模索することにします。
このことも取材を受ける上で話さなくてはならないことと考えています。
※上記のことの参考になる記事があります。
web集英社文庫・わたしが発言している個所・P.4~P.5
⇒web集英社文庫・第五回「詩のボクシング」全国大会・声のパンチ、言葉のパンチ・P.4
⇒web集英社文庫・第五回「詩のボクシング」全国大会・声のパンチ、言葉のパンチ・P.5
※P.5に「来年11月3日には徳島で高校生の全国大会が行われる他、10月には、これまで各地の大会を盛り上げた実力派、個性派の朗読ボクサーたちを選抜してステージを行う予定だという。10月のステージは芝居形式の中で、朗読ボクサーたちの表現力、魅力を堪能できる新しい試みなのだとか」とあります。
これには驚きました。というのは、高校生全国大会は2007年11月3日に予定通り行われましたが、ここで考えていたステージ版を実現するまでになんと6年もかかったということです。次に「詩のボクシング」をどうするのかは常に考えていることですが、自分が感じている以上に月日の経つのは速いものです。
初のステージ版「詩のボクシング」が上演されたのは、北海道で2012年9月5日です。
<番組企画書>
現在、私どもで以下のようなラジオ番組を制作しております。
何卒ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
■放 送 局:CBS(韓国の全国放送ラジオ局)
■番 組 名:『対話』
■番組紹介・内容
本番組は韓国電波振興院(韓国における放送通信委員会の一部)の支援のもと、制作されるラジオドキュメンタリー番組です。
「対話、会話、疎通」をテーマに家族、男女、世代間、政府と国民など社会の中での様々な関わりについて考える番組です。
番組を通じて疎通の本質について見つめなおし、私たちの会話の中に潜んでいる「人とのより良い関係を築くための方法」、「楽しい会話の仕方」などについて考察していきたいと考えております。
■放送日:2013年8月~9月放送予定
■取材内容
「詩のボクシング」について取材させていただきたいと思っております。「詩のボクシング」をご紹介しながら、詩を用いて戦う理由や「詩のボクシング」でコミュニケーション能力を高められる理由などについてお話をお伺いできればと考えております。