日々にイメージを採取する!


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カテゴリ:第10回個人戦・全国大会2010( 15 )


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10月16日行われた第10回「詩のボクシング」個人戦・全国大会と第2回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会を終えて出場した朗読ボクサーにコメントを書いてもらうことにしました。
by videoartist | 2010-10-23 17:00 | 第10回個人戦・全国大会2010 | Comments(24)

年に一度の全国大会の日が明日になりました。

ジャッジの1人のなぎら健壱さんが、週刊文春(10/14に発売)のこの人のスケジュールで「詩のボクシング」全国大会のことを語ってくれています。

この日に至るまで各地の主催者をはじめ運営に協力していただいた方々に心から感謝します。

明日になれば分かることですが、未発表になっている2人のジャッジついて紹介しておきましょう。

今回で10回目となる「詩のボクシング」全国大会を記念して、「詩のボクシング」を長く観戦していただいているグループから2人を選びジャッジを担当していただくことにしました。ちなみに、地方大会では観客席からジャッジを選出することはすでに行われておりますが、全国大会では初めてのことです。
    
1人は、あの「詩のボクシング」黎明期の殿堂バリオ・ホールでのプロの詩人の対戦から観戦していただいている文芸同人誌のグループ、そのグループを代表して市川ひろ子さん(60代)にジャッジを引き受けていただきました。
    
そしてもう1人は、大学3年生の深井はるかさん(20代)です。深井さんが所属する獨協大学外国語学部ドイツ語学科の矢羽々崇ゼミでは、矢羽々さんがこの4年間、ゼミ生を引き連れて「詩のボクシング」全国大会の観戦に来てくれています。今回はゼミ内で話し合った結果、「詩のボクシング」に最も造詣の深い深井さんがジャッジに選ばれたと聞いています。

2人はすでに観戦チケットを購入されています。その中から選ばせていただきました。もちろん、2人とも個人戦及び団体戦の出場者に知り合いはいません。


明日の東京(大手町)の天気予報は晴れ。

これまでにない声と言葉に出会える1日になることでしょう。
by videoartist | 2010-10-15 19:30 | 第10回個人戦・全国大会2010

c0191992_62844.gifPDF形式・2010年全国大会プログラム表

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c0191992_62844.gifPDF形式・2010年全国大会プログラム裏

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声は人をあらわす 楠かつのり

 朗読会では、名作など既成の作品を朗読することが多いようです。もちろん、そうやって名作を声に出して味わうことはよいのですが、わたしは自作朗読にこだわっています。

 例えば読書することでいろいろな言葉を吸収したとしても、最終的には自分の言葉を声にして表現し、その結果人に伝わる声と言葉を知ることが大切だと考えているからです。

 また、「詩のボクシング」では、楽器や鳴り物は使えません。許されているのは、肉声のみの表現です。他の朗読会などでは名曲をBGMに使いますが、それはややもすると朗読している肉声が音楽の雰囲気にのみ込まれてしまいます。そのことを避けるために肉声のみとしています。

 わたしは毎年、およそ千人以上の自作朗読者の声を聞いていますが、人の声というのは、その人の心身の状態から性格、生きてきた言語環境や物事の感じ方まですべてを表していると感じています。

 「詩のボクシング」の参加者は、10代~30代が多いのですが、70代、80代の方も参加されます。70代、80代の方は、いったん声に出すと決めたらものすごい迫力で覚悟もすわっています。そういった真摯な声を聞くと、若い人たちは「すごいな」と感じます。一方、年配の方は、若い人たちの声を聞いて「ああ、そうなのか」と考えさせられたりすると言っています。つまり、声の言葉で年齢を超えたコミュニケーションをしているのです。

 会場にも子どもから年配の方まで実に幅広い年齢の人たちが観戦に来てくれます。このことは、今の日本では非常に珍しいことではないでしょうか。

 今後も自分の言葉を声にする自作朗読の場を楽しんでもらえる活動を続けていきたいと思っています。


by videoartist | 2010-10-07 09:30 | 第10回個人戦・全国大会2010

10月16日の2つの全国大会のジャッジは7人です。

すでに5人のジャッジを発表していますが、あと2人は一般の方から選びました。

当日の会場でお披露目です。

楽しみにしていてください。

この初となる2つの全国大会を連続して行う前売チケット購入期限まで1週間となりました。

お急ぎください。



感じた瞬間にポエジー(詩)はある 楠かつのり

 詩というと、小、中学校で習った教科書にあった詩の姿を思い浮かべるでしょう。しかし、そういった詩だけではなく、わたしは「日常のハッとした瞬間にポエジー(詩情)は宿っていて、そこに本来の詩がある」とよく言っています。

 夕日を見て「ああ、きれいだなぁ」と感じたその瞬間にもポエジーがあります。それは、文字で書き表されなくてはならないというものではありません。その瞬間に感じたことを、例えば声の言葉で表してもいいのです。そして、その声の言葉を他者に伝えることができれば、そこに表現としての声の詩が生まれるのです。

 もちろん、それは写真であってもいい。写真を見て、「なんて綺麗な夕日なんだろう」と心に染み入るように感じられたのであれば、そこにもポエジーがあるのです。そして、そのように感じたのであれば、その写真も詩だと言えるわけです。つまり、感じたままのポエジーを逃さないように含み込んで表現できたものであれば、その表現媒体が何であっても、それは詩になり得るのです。

 現代詩には比喩を多用し、難解さが強調されたものがあります。それは文字を使った詩だからそうすることもできるのですが、声で表現するとなるとやはり分かり易さが求められます。しかし、分かりやすいから詩ではないということはないのです。「詩のボクシング」には、文字の詩とは違う声でしか生み出せないポエジーがあり、もしそれを聴き手に感じてもらえるように表現だきたのなら、そこに新しい詩の姿も見えてくるとわたしは考えているのです。そして、実際に「詩のボクシング」の場でいくつかの新しい詩にも出会っています。


by videoartist | 2010-10-04 23:00 | 第10回個人戦・全国大会2010

10月16日の2つの全国大会のジャッジを担当していただく面々です。

「詩のボクシング」ならではの多彩なジャッジが、どのような判定を下すのでしょうか。
また、どのようなコメントがもらえるのでしょうか。

楽しみにしていてください。

なぎら健壱c0191992_710147.jpg


1970年、岐阜の中津川で開かれた全日本フォークジャンボリーに「怪盗ゴールデンバットの唄」で飛び入り出演したことがきっかけとなり、デビュー。1972年ファーストアルバム「万年床」をリリース。

現在はコンサート、ライブ活動の他、独特のキャラクターでテレビ、ラジオ、映画、ドラマ等の出演や、雑誌の執筆等で活躍。

著書に「下町小僧」「東京酒場漂流記」「日本フォーク私的大全」「東京の江戸を遊ぶ」「ぼくらは下町探検隊」「酒にまじわれば」「なぜ犬はポチなのか」「絶滅食堂で逢いましょう」「なぎら健壱の相談底なし沼」長編小説「歌い屋たち」写真集「東京のこっちがわ」「町のうしろ姿」などがある。

1977年「嗚呼!花の応援団」で日本映画大賞助演男優賞受賞。
2009年 第25回浅草芸能大賞奨励賞受賞。
たいとう観光大使、自転車Do!会長、自転車活用推進研究会理事。

ライフワークとして毎月最終土曜日の東京・吉祥寺マンダラ2のライブコンサートは既に25年以上も続けている。


米良美一c0191992_7202224.jpg


宮崎駿監督作品 「もののけ姫」で一世を風靡し、その類まれな美声と音楽性で欧米でも高く評価されている。また、テレビ・ラジオにも多数出演し、親しみやすい人柄と個性豊かな語り口は、世代を越えて人気を集めている。

1994年、洗足学園音楽大学卒業。第8回古楽コンクール最高位(1位なし2位)受賞。同年、バッハ・コレギウム・ジャパン定期公演の教会カンタータでデビュー。1995年第6回奏楽堂日本歌曲コンクール第3位入賞。1996年よりオランダ政府給費留学生としてアムステルダム音楽院に留学。コンサートでは、ソプラノのエディタ・グルベローヴァやカウンターテナーのヨッヘン・コヴァルスキーなどの世界的名歌手とヨーロッパ各地及び日本でデュオ・コンサートを行い、大喝采を浴びた。CD録音も多数あり、スウェーデンのBISレーベルより全世界で発売され話題となっている。

2005年8月、ドイツの「シュレースヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭」より招待され、ソロリサイタルを行い大好評を博した。同年9月“ヨイトマケの唄”が収録されているCD「ノスタルジア」がキングレコードよりリリースされた。

2007年7月、大和書房から自叙伝「天使の声~生きながら生まれ変わる」を出版し、これまでの人生から得た経験をもとに、全国で講演会も精力的に行っている。

2009年4月、5月東京・大阪にて、宮本亜門演出「音楽劇・三文オペラ」に演劇初出演を果たし、モリタート歌手、女王役及び狂言回しの多彩な役柄を演じ大絶賛を博した。

第12回日本ゴールドディスク大賞、第21回日本アカデミー賞協会特別賞として主題歌賞をそれぞれ受賞。   


やくみつるc0191992_725349.jpg


漫画家・コメンテーター。

1981年に漫画『がんばれエガワ君』で漫画家としてデビュー。
1996年に文藝春秋漫画賞を受賞。

数多くの作品を出版する一方で、テレビ朝日系情報番組『やじうまプラス』、同局情報番組『スーパーモーニング』などにコメンテーターとして出演。『日本昆虫協会』の理事も務めるなど、多方面で活躍している。

好角家としても有名でNHK大相撲中継のゲスト出演も。世界のトイレットペーパーや有名人のタバコの吸殻など珍品コレクターとしても知られる。

●現在の連載
朝日新聞、週刊ポスト、SPA!、日刊スポーツ、ダカーポ、夕刊フジ、
週刊ベースボール、相撲、TelePAL、月刊ベイスターズ

テレビ朝日系「やじうまワイド」レギュラー出演中
日本テレビ系「ザ・ワイド」レギュラー出演中


森まゆみ


作家、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の編集人。

著書に『「即興詩人」のイタリア』(講談社、第12回JTB紀行文学大賞)、『鴎外の坂』(新潮文庫、平成9年度芸術選奨文部大臣新人賞)など。

2010年、日本相撲協会の独立委員会のメンバーになる。


町田忍

庶民文化探究家。庶民文化研究所長。

各種パッケージ等の収集は小学校時代から継続中。チョコレート、納豆ラベルは二千枚を越える。

主な著書に「戦時広告図鑑」(WAVE出版)、「納豆大全」(小学館)など。

また、共著に「入浴はだかの風俗史」(講談社)「風呂屋の富士山」(ファラオ企画)、「ザ・ジュース大図鑑」(扶桑社)などがある
by videoartist | 2010-10-02 08:30 | 第10回個人戦・全国大会2010

第6回山口大会in下関チャンピオンと全国大会出場者によつばなし・とも選手がなりました。

予告通り、準決勝までを下関市の勤労福祉会館で行い、決勝戦の場を巌流島に移して行いました。

それは2005年に行われた高校生全国大会以来の源流島での「詩のボクシング」の試合でしたが、晴天にも恵まれ、両選手の思いの丈がぶつかり合った清々しい決勝戦になりました。

代表となったよつばなし選手の朗読というよりも独特の独り語りが、全国大会でどのような判定を受けることになるのか楽しみです。

ところで、巌流島行きの船に乗る前に第4回佐賀大会チャンピオンになった三好直樹選手に偶然会いました。わざわざ山口大会の決勝戦を観に来たわけではなく、連休を使った夫婦旅行で巌流島に来たとのことでした。残念ながら、わたしたちが乗る船から降りたところでした。人はどこでどう再会するのか分からないものだとつくづく思いました。

また、巌流島に渡ったところで、島に住み着いているという守り神のような狸に遭遇しました。

これらの偶然からして、巌流島400年祭で選抜式「詩のボクシング」全国大会は行われることでしょう、きっと。

さて、第10回「詩のボクシング」全国大会まで残すところ出場者が東京大会代表の1人となりました。

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  よつばなし・とも選手
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[ 闘いを終えて ] :よつばなし・とも

「声と体を使って言葉を楽しむ」、これが朗読ボクサーとしての私の原点です。本大会もリング上で「どんな声や体で表現しようかぁ」と楽しみつつ一戦一戦闘って参りました。

今回の山口大会の決勝戦は『巌流島』。武蔵・小次郎像前が決戦の舞台でした。

素晴らしい舞台の下で戦えたことがとても嬉しく、朗読ボクサーと朗読剣豪が合体した気分が味わえました。

また巌流島に上陸し決戦場へ歩いている途中、子狸と遭遇しました。

「皆さん、巌流島名物の狸ですよ」

共に闘った笈さんのアナウンス。

「決勝はどちらが化かすが化かされるか!」

そんな戦いを予兆するかの子狸の登場でした。

決勝戦の即興詩、冒頭言葉が出てきませんでした。
「どうすればいいのか・・・ええい!どうにでもなれぃ!」
私は口から出た言葉だけを信じました。
正直、どんな朗読をしたのか全然覚えていません。

それが功を奏したのか、私は対戦相手、ジャッジ、観客をも化かした形になって栄誉ある6代目の山口大会チャンピオンを奪取することができました。

ところで、会場入りした時、受付の方から「もう楠先生の挨拶が始まってますよ」と言われ、慌ててホールの中へ。ステージ上の楠先生が挨拶の途中、私に向かって「あぁ~来た来た!来るの待ってたよ!」と言われる始末。これは宮本武蔵に倣ったのでは決してありません。

そんな中、楠先生をはじめ、会場にいらっしゃった皆さんが私を温かく迎えてくださいました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

全国大会では下関の仲間たちの思いを胸に、朗読ボクサーとして少しでも恩返しができるように頑張って参ります。



広島の花本さん優勝
下関で「詩のボクシング」山口大会
2010.9.19 山口新聞

「詩のボクシング」山口大会が18日、下関市幸町の市勤労福祉会館と同市の巌流島で開かれ、広島市東区の花本剛さん(35)が優勝した。

「詩のボクシング」は2人の選手が交互に自作品を全身を使って朗読し、ジャッジがどちらの声と言葉がより観客に伝わったかを判定する。

この日は日本朗読ボクシング協会の楠かつのり代表ら5人がジャッジを務め、県内外から参加した16人が対戦。準決勝までは市勤労福祉会館で、決勝は初めて巌流島で行われた。

全身を使った表現とマイクいらずの声の大きさで勝ち進んだ花本さんと、準決勝まで進出すると思わずに用意していなかった作品がなくなったものの即興で乗り越えた下関商業高校2年の秋田遥香さんが対決。

決勝のみの種目「即興朗読」で先攻の秋田さんの内容をうまく受けた花本さんが3対2の接戦を制した。優勝した花本さんは、10月16日に東京都で開かれる全国大会に出場するという。昨年は山口大会優勝者が全国大会でも優勝している。



パンチの利いた言葉応酬
山口大会 16人が「詩のボクシング」対決
2010.9.19 毎日新聞

朗読ボクサーがリングに立ち、パンチならぬパンチの利いた言葉で自己表現する「詩のボクシング」山口大会が18日、下関市幸町の勤労福祉会館と巌流島であった。

県内や福岡市などから出場した16人が自作品を思い思いに読み上げた。優勝は広島市東区の公務員、よつばなし・とも(=花本剛)さん(35)。

「詩のボクシング」は1対1の対戦形式で行われ、それぞれが自作品を朗読した後、5人の審査員が勝敗を判定する。

出場者16人の作品は、家族愛や日常のエピソードを面白おかしくつづったものから、物事の真理を探究する哲学的なものまで多種多様。表現方法もそれぞれ趣向を凝らし、聴衆を引き込んだ。

よつばんしさんと市立下関商業高校2年、秋田遥香さん(16)の対戦になった決勝は、会場を決闘の地、巌流島に移して行われた。

2人は即興作品をなど2編を披露。よつばなしさんが判定3対2で接戦を制し、10月に東京である全国大会初出場を決めた。


by videoartist | 2010-09-20 08:30 | 第10回個人戦・全国大会2010

第3回長崎大会チャンピオンが誕生しました。福留公歩選手です。福留選手は、全国大会出場も決めました。

3回目となる長崎大会は、人のあり方、生き方が声と言葉の力にもなり得ることを示した素晴らしい大会でした。それは初めて集った16人の朗読ボクサーが引き起こした奇跡だったのかもしれません。

しかも福留選手の決勝戦での即興朗読は、即興朗読の醍醐味である詩が生まれる瞬間を垣間見せてくれました。

実はわたしは、初の佐賀大会での彼女の朗読に強い衝撃を受けています。それは朗読テクニックの上手さによるものではなく、彼女の声が持つ詩情とでも呼べるものに触れた衝撃だったのではないかと思っています。

そして、今回のチャンピオンです。長崎大会は、福留選手には初の場所です。どうやら福留朗読には、初の場所は相性がいいのでしょう。

全国大会も彼女にとっては初の場所になります。これは大いに期待できるのではないでしょうか。


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[ 闘いを終えて ] :福留公歩

声が、ぽとりぽとりと吸い取り紙の上に落とされて、
私の体内に染み込んでひろがる。

「ウンチ」やら「おなら」やら「腋毛」とやらが、
可愛らしくて抱きしめたくなるほどに愛おしく語られて、
ついにそれらを家まで連れ帰りたくなってしまう。

手にした黄色い鉛筆が頭とマイクに合体し? 
ああ・・じれったい!会場に足を運んでほしかった!
言葉で言い表せない雰囲気と語りに会場は大うけ。
涙も流しました。

高校教師で一丸となった団体戦の名演技に、
職業選択を間違われたのでは?と、私の心配は今も継続中。

長崎大会はこの紙面では言い表せない楽しさを醸し出していました。
「詩のボクシング」地方大会は、私の、年に一度だけの心のリハビリの日。
命の源を頂き、人間であることを確認できる日。

それだけで幸せなのに、父が被爆した長崎の地で、
全国大会出場というチャンスをいただいたことに驚いております。

予選会から本大会までお世話くださいました長崎の皆様に感謝を忘れず、
全国大会に向け、心の準備と体力保持に頑張ります。



石だたみ
長崎新聞 2010.9.12

ボクシングのリングを摸した舞台で、出場者2人が交互に自作品を朗読し、勝敗を競う第3回「詩のボクシング」長崎大会が11日、長崎市興善町の市立図書館であった。

同図書館などが主催、同ボクシング創始者で音声詩人、楠かつのりさんら5人が勝敗を判定。出場者16人は家族や生活などをテーマに胸を打つ、”言葉のパンチ”を次々に放ち、審判や観客を魅了した。

チャンピオンは佐賀県鳥栖市の主婦、福留公歩さん(64)。

父親が長崎で被爆したという福留さんは、決勝などで原爆がテーマの2作品も発表した。

「日ごろ抱く平和への思いなどを表現でき良かった。10月に東京である全国大会も頑張りたい」と話した。



「詩のボクシング」16人が熱く朗読
読売新聞 西部朝刊 2010.9.12

ボクシングリングに見立てたステージ上で、自作品を朗読して競う第3回「詩のボクシング」長崎大会が11日、長崎市興善町の市立図書館で行われた。

20~60歳代の16人がトーナメント形式で対戦。3分間の制限時間内に、声の抑揚や手ぶりを交え、出勤のつらさや祖父の死など様々なテーマの作品を朗読した。

観客はクスクス笑ったり、目頭を押さえたりしながら真剣に聞き入った。

決勝戦では福岡県立小倉工業高校の桑本雅生さん(49)と佐賀県鳥栖市の主婦、福留公歩さん(64)が対決。その場でそれぞれテーマを与えられると、即興で詩を作り、披露した。

桑本さんは、「ストリートミュージシャン」のテーマで、原爆予定地だった小倉に生まれ、長崎で歌を歌っているミュージシャンの複雑な思いを表現。

福留さんは「相合い傘」をテーマに、昔見た素朴な落書きを回想しつつ、「落書きはある日消されるけれど、また書き継がれていく。落書きも生きている」と、人生の思い出と重ね合わせた。

ジャッジ5人の判定で福留さんが優勝。「びっくり。本当にうれしいです」と語った。

10月16日、東京で行われる全国大会に出場する。前売り券は3000円。問い合わせは日本朗読ボクシング協会(045-788-2979)



c0191992_62844.gif「詩のボクシング」長崎大会-朗読ボクサー16人が激突、主婦が優勝・長崎経済新聞
       長崎経済新聞 2010.9.13


自作の詩、全身で表現 長崎で「ボクシング」に16人/長崎県
2010.09.15 朝日新聞 長崎全県

「詩のボクシング」第3回長崎大会が11日、長崎市立図書館であった。リングに模したステージで時に身ぶりを交えながら自作の詩を朗読し、内容や表現力を競い合った。

県内外から16人が参加。赤、青コーナーに別れてトーナメント制で競った。ゴングが鳴ると、持ち時間の3分以内に自作の詩を朗読し、5人の審査員が勝敗を決めた。

優勝したのは佐賀県鳥栖市の主婦福留公歩(きみほ)さん(64)。2回戦で朗読した「顎(あご)」は、顎が外れた悲痛な自分の顔を見て、年老いて認知症になっても長崎での被爆体験を忘れなかった父を思い出し、作ったという。詩を書いた紙をひっぱり、パシッという音をたて、原爆の恐ろしさを表現した。

福留さんは2005年の佐賀大会に初参加し、やみつきになった。「詩は遊び。毎年この時期になると、楽しみで詩を書く」と笑顔で話した。福留さんが出場する全国大会は10月16日に東京都千代田区の日経ホールで開かれる。


by videoartist | 2010-09-12 19:30 | 第10回個人戦・全国大会2010

香川大会代表として第6回全国大会のリングに上がりチャンピオンになった木村恵美選手。彼女に10回目の記念となる全国大会のリングに特別枠選手として上がってもらうことにしました。

全国大会のリングで全国大会チャンピオンが再び自作朗読をするというのは初めてのことです。

また、彼女の出場によって第6回全国大会と第10回全国大会が繋がったように感じています。

彼女の研ぎ澄まされた言葉と声とパフォーマンスの三拍子そろった表現に観客はきっと魅了されることでしょう。

大いに期待してください。


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[ 闘いに寄せて ] :木村恵美

このたび、特別枠という出場権をいただき、身の引き締まる思いです。

4年前の全国大会の頃、自分の中に、止めようもなく開かれてゆく未知の感覚があり、時にそれを持て余しました。

大会では思いがけず優勝することとなり、今度はその結果、一度に広がったつながりや環境の中で何をすべきなのかを見失い、途方に暮れる思いがしました。

今回の出場が私にもたらすものが何であるのかは想像もつきませんが、現在の私は、自分の中の既知の部分に強く惹かれています。

これまでに膿みを吐き出すように生まれたおびただしい言葉たち。そのひとつひとつの痛みを丁寧にたどり、今の私の声で悼みとして声にできると思います。

夏が終わります。

夏休みに私のすべてを占領した小さな生き物たちが学校という棲みかへ帰ってゆく日中、残暑にむせ返る部屋の中で、私はこれから独り、4年前と同じように少しずつ自分を閉じてゆく作業にかかります。

  第6回全国大会の観客席
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by videoartist | 2010-08-27 08:00 | 第10回個人戦・全国大会2010

第4回山梨大会チャンピオンが誕生しました。そして、全国大会出場も決めたのは遠藤健二選手でした。

遠藤選手は職業を樵といっていますが、木の世話をしたり木を切りだしたりしながら木の気を多く吸っているからなのでしょう、まるで一本の木のように穏やかに朗読する人です。

実は彼の妻も第6回全国大会に出場しています。これで「詩のボクシング」史上初の夫婦そろって全国大会出場者ということになります。

下記ページをご覧ください。
   ↓
c0191992_62844.gif第3回「詩のボクシング」長野大会 2006.7.9

 遠藤健二選手c0191992_793812.jpg


[ 闘いを終えて ] :遠藤健二

初めて「詩のボクシング」のリングに立ったのが2003年の第1回長野大会。出なかった年もあったが、ほぼ毎年、出場し続け、ふり返れば7年が経過。よくもまあ飽きずに出続けたもだ。

もはや優勝なんて目標は自然消滅し、ただ、自分にできることを続けて来た。それは、毎日の山仕事から出た言葉で詩を綴ること。今でこそ、コスプレまでして木こりをテーマにした詩を読んでいるが、林業は、たまたま田舎暮らしのオプションとして、付いてきた仕事。特に思い入れもなく当初は、詩なんて何も湧いてこなかった。

今となってみれば、「詩のボクシング」のために山仕事を続けて来たのか、山仕事を続けるために「詩のボクシング」に出続けて来たのかわからない。まあ、どちらにしても、どちらもやめなかったことが今回の優勝につながったと言える。

木こり歴10年と「詩のボクシング」歴7年の間で出来た素敵な仲間が、何よりの原動力だったことは間違いない。それに、早々と先を越して全国大会へ行ってしまった、妻に対する意地も少しはあったのかもしれない。


個人戦の前に団体朗読するチームが1チームだけ出場しました。この団体朗読が楽しく、これまでの団体朗読の中では一番面白かったと思います。しかも、これぞ団体朗読といった形を示してくれていました。

山梨県北杜市の小学校の先生チームですが、先生が児童になって朗読を楽しんでいるという感じでした。このチームに「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会に出場してもらうことにしました。彼らは、やる気満々です。この調子で団体戦・全国大会のリングに臨めば、団体チャンピオンになれるかもしれません。

ちなみに、宮崎県からも学校の先生チームが出場します。こちらは高校の国語の先生チームです。両チームも中心の1人を除いては「詩のボクシング」未経験者です。しかし、あの手この手と工夫してやってくれることでしょう。楽しみです。

学校の先生というのは、一度その状況に追い込まれる、あるいは居直るとすごいパワーを出すものです。

下記のブログにその日のことを書いています。
   ↓
c0191992_62844.gif学校の先生たちと「詩のボクシング」をした

「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会が面白くなりますよ。
by videoartist | 2010-08-09 08:30 | 第10回個人戦・全国大会2010

7月24日はワークショップ型秋田大会が行われました。

チャンピオンには北秋田市から初参加の鈴木マサタケ選手がなり、全国大会出場も決めました。

彼の体格と声にした言葉とがアンバランスな感でしたが、(これは結果論かもしれませんが)そのアンバランスさを逆手に取った表現にしようとしたところがよかったです。その逆手に取った表現にさらなる工夫がなされたならば全国大会での活躍も大いに期待できるでしょう。

試合では、前回のチャンピオンの斗沢テルオ選手の青森南部弁の朗読も堪能できました。彼の今回の朗読には力みが消えており、昨年の全国大会以上のできでした。

ワークショップ型では参加者一人一人の言葉そのものとその言葉を声にすることへの問題意識がよく見えます。しかし、その問題意識に対して答えを出すのではなく、その意識の仕方を変えるように指導するようにしています。

例えば、声がしっかり出ていて聴きやすいから伝わるのではなく、聴きにくい声であっても伝わるということを知ってもらい、声の出し方への意識の仕方を変えてもらうのです。

緊張して震えるようにして出される声にもその声でしか伝えられないことがあるのです。「詩のボクシング」の場では、そのことを多々教えてくれます。


 鈴木マサタケ選手c0191992_1194945.jpg


[ 闘いを終えて ] :鈴木マサタケ

ワークショップで、昨年の秋田大会でチャンピオンになった斗沢さんの「お母さん」の朗読を聞いて、「こりゃ、かないっこナイわぁ~っ!!」と思い知らされた。

声が伸びるし、情景が浮かんでくる話し方。ホールに響く圧倒的な声量。同じ土俵(リング?)に立つなんて、おこがましいくらい強烈なインパクトにチカラの差を感じた。

女性の参加者の方も、心象風景が浮かんでくる語り口と声質の良さに、完全に参りきってた。ジブンの試合以外でも耳を澄ませて、胸がイッパイになりKO寸前!?

外は雨で、センチメンタルになりやすい詩。叙情的な朗読を聞くには、もってこいの状況。なので、何故ジブンが勝ち上がってこれたのかが、不思議です。

試合から数時間経っても、まだ夢うつつ。楠さんのコメントをお聞きして、ジブンが珍種の朗読ボクサーに見られたのと、参加者のたくさんの笑顔があったことをハッキリ覚えてます。


声と言葉ぶつけ合う 大館市で「詩のボクシング」
2010.07.27 秋田魁新聞朝刊

 ボクシングのリングに見立てたステージで自作の詩を朗読して戦ワークショップ型「詩のボクシング」秋田大会が24日、大館市民文化会館で開かれ、市内外からの参加者8人が“声と言葉のバトル”を繰り広げた。市文教振興事業団主催。

 対戦はトーナメント方式で行い、2人が3分間の持ち時間で交互に詩を朗読した。どちらの声と言葉がより観客の心に届いたかを基準に、当日の聴衆全員の挙手で勝敗を決めた。日本朗読ボクシング協会の楠かつのり代表が指導した。

 ゴングを合図に順番に朗読をスタート。年配の男性は亡くなった母親に寄せる思いを方言を織り込んで情感豊かにつづった。祖母との心温まる日常会話を詩にした男性、突然スクールガードに任命されてから児童との間に起こったユーモラスな出来事を詩にして紹介した男性もいて、会場の笑いを誘った。

 決勝は手持ちの詩と、即興詩の2つで争われた。優勝した北秋田市のリングネーム「いぶりがっつ」こと鈴木正長さん(32)が、10月に東京で開かれる第10回全国大会の出場権を得た。


by videoartist | 2010-07-25 17:30 | 第10回個人戦・全国大会2010