日々にイメージを採取する!


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からだが弾む日本語


「過去のことをいくら学んでも(わたしたちが生きるために)出て行くのは未来なのです」、これは最近のわたしがよく口にしている言葉です。

そこには、「身体的な言葉こそが未来を切り開けるのだ」という確信があります。

身体的に獲得された言葉は、声の言葉となってその姿を現わします。ところが、その姿を知覚するのは容易ではありません。自分一人では不可能です。他者が必要となるのです。

つまり、その姿を知覚するためには、自らが声の言葉を発他者の声の言葉を聴ける場がなくてはなりません。その場に、わたしたちが未来へと出て行ける出口も見つかる、そうわたしは思っています。

その思いを支えとして書いた本も何冊かあります。そして、そのことをよく理解してくれた人たちもいます。



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からだが弾む日本語
楠 かつのり 著
朗読を「言葉のスポーツ」に
2002.9.6 <日本教育新聞>

 「声としての言葉を強く意識した存在として自らを『音声詩人』と呼ぶことにしている」という著者は、日本朗読ボクシング協会の代表である。朗読ボクシング協会では「詩のボクシング」トーナメント戦を全国的に展開し、全国各地にその輪を大きく広げつつある。

 「詩のボクシング」は、リング上で二人の朗読者が交互に自作を朗読し、自分の“声の言葉”をどちらがより観客に伝えたかを三分間で競う「言葉のスポーツ」「言葉の格闘技」である、と著者は言う。

 著者の書いた台本が役者によって演じられた折、「言葉を役者が身体に通すことによって、書き言葉が生きた言葉になることを体験していた」と語る著者は、「言葉は精神の問題である以上にはるかに身体の問題である。母語は、生まれながらの言語能力によって身体的に獲得されるのであって、理屈や理論によってではない」と確信するに至る。このように考える著者によって選ばれた『からだが弾む日本語』は、五章のパートにわたって「智恵子抄」「山のあなた」「ズンドコ節」「となりのトトロ」「雨ニモマケズ」など多彩な名品をちりばめ、簡潔な解説を付して読者をたえなる日本語に誘う。

 他に永六輔、阿川佐和子、養老孟司氏らとの日本語をめぐる対談を併載し、巻末では「詩のボクシング」への思いを熱く語っている。日本語再発見の好ガイドである。

(文庫版680円 宝島社)
野口 芳宏・北海道教育大学非常勤講師)


by videoartist | 2010-04-26 11:30 | 「声と言葉のボクシング」

言葉の海を泳ぐ


「すべての人間は、他人の中に鏡を持っている。」
「己を知るを明と言い、人を知るを知と言う。」
「人間の目は、失敗した時にはじめて開くものだ。」

いろいろな名言がありますが、それらが真理を言い当てているとしても、そのプロセスにあることが最も充実した時をわれわれにもたらせてくるのではないでしょうか。

5月22日(土)に行われる徳島大会予選会への出場者募集中です。

第8回徳島大会(徳島県、香川県、高知県、愛媛県在住の方が参加できます)
予選会 5月22日(土)13:30~
本大会 6月13日(日)13:30~

c0191992_62844.gif徳島県立文学書道館HP

7月31日(土)に行われる長崎市立図書館でのワークショップ

c0191992_62844.gif長崎市立図書館でのワークショップ

他にも高校や市民講座での「詩のボクシング」が続々と決まっています。

「雑草とは何か、その美点が発見されていない植物である。」


 各地の大会への出場者募集記事が新聞に掲載されています。

「詩のボクシング」出場募集 文学書道館 来月22日徳島大会予選=徳島
2010.04.09 読売新聞大阪朝刊

自作の詩を対戦形式で朗読する「詩のボクシング」の第8回徳島大会が県立文学書道館で開催される。5月22日に予選会が実施され、勝ち残った16人が6月13日の本大会に出場できる。主催の同館は予選会への出場者を募集している。

「詩のボクシング」は、「朗読ボクサー」と呼ばれる2人が、リング上で自作の詩を3分以内で交互に朗読して表現力を競う。詩の内容だけでなく、服装などでも自己を表現し、審査員が勝敗を判定する。

5月22日の予選会では、音声詩人の楠かつのりさんや県内のタウン誌編集長ら3人の審査員が、出場者自身の思いをどれだけ伝えられたかを中心に評価。本大会に進むことが出来る16人を選ぶ。優勝者は10月に東京で開催される全国大会への出場権を得る。

参加資格は、15歳以上で四国在住または出身者。出場を希望する人は、はがきか同館で配布される申込用紙に氏名・性別・年齢などを記入し、同館「詩のボクシング」係まで郵送またはファクス(088・625・7540)で。

締め切りは5月10日。問い合わせは同館(088・625・7485)へ。


<知っ得北海道>
2010.04.24 北海道新聞朝刊全道

「詩のボクシング」に参加を

オホーツク管内湧別町の町民グループ「良いもの見よう聞こう会」は、自作の詩を全身を使って朗読し合って勝敗を決める第8回「詩のボクシング」北海道大会の予選会の出場者を募集している。

予選会は、札幌会場が5月29日にかでる2・7(中央区北2西7)、湧別会場が同30日に町文化センターTOM(中湧別中町)で、いずれも午後1時から。予選会を勝ち抜いた計16人が、7月11日に同町で開かれる北海道大会への出場権を得る。

15歳以上の道内在住者か出身者が対象で、出場は無料。申し込みは5月20日まで。同町教委(電)01586・5・3132へ。

「詩のボクシング」挑んで*来月湧別で道大会予選
 2010.04.17 北海道新聞朝刊

【湧別】町民グループ「良いもの見よう聞こう会」は、3分間で自作の詩を朗読し、内容や表現力を競う「詩のボクシング北海道大会」予選会の出場者を募集している。

予選会は5月29日午後1時から、札幌市中央区の「かでる2・7」、同30日午後1時から、湧別町文化センターTOM(中湧別)で実施。

予選を突破した計16人が、7月11日に同町ふるさと館JRY(北兵村)で開かれる本大会に進み、その優勝者は東京で行われる全国大会に出場する。

応募資格は15歳以上の道内出身者か在住者。5月20日締め切り。

同グループは「地元、オホーツク管内から多くの出場を」と呼び掛けている。
申し込みや問い合わせは、湧別町教委(電)01586・2・3132へ。


自作の詩“リング”で朗読 観客に響く言葉競う 6月姫路=兵庫
2010.04.24 読売新聞大阪朝刊

ボクシングのリングに見立てた舞台の上で、自作の詩を朗読し、どちらの言葉が観客の胸に響いたかを競う「第9回詩のボクシング兵庫大会」の予選会が6月5日、姫路市山野井町の姫路文学館で開かれる。今年は新たに団体部門も設けられ、個人戦の成績優秀者16人と団体戦上位2チームは、同月27日に開かれる本大会に出場する。

個人戦は1人3分以内、3人1組の団体戦は5分以内に朗読。音響詩人の楠かつのりさんらが審査員になり、詩の構成や世界観のほか、声の強弱や身ぶり手ぶりなどの表現方法も参考にしながら判定する。

参加資格は県内在住か出身者、県内に通勤・通学している15歳以上。希望者ははがきに郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、年齢、職業・学校名を明記して、〒670・0021 姫路市山野井町84、姫路文学館「詩のボクシング係」へ申し込む。ファクス(079・298・2533)でも受け付ける。

締め切りは6月1日(消印有効)。問い合わせは同文学館(079・293・8228)。


by videoartist | 2010-04-25 08:30 | 「声と言葉のボクシング」

言葉は誰のものでもなくて誰もが使えるもの、だから場というものを介してそこにある言葉を採取することで自分を育てることもできるのでしょう。

ところが、詩をやっている人たちは場作りが非常に下手です。場よりも自分が自分がという個に固執しがちです。俳句や短歌をやっている人たちは、場を介するということを(それが楽しいが故にということもありますが)身に付けようとしているところがあります。

場を介することは生きる上で大切なことです。それがなく、つまり他者と交わることを避けていると終には孤独死に至るやもしれません。まあ、詩も孤独詩という状態ではあります。現在の日本の状況からすれば、それが未来像でもあるのでしょうから何とも言えぬ寂しい気持ちになります。その意味では、現在の詩は皮肉にも最先端の表現としてあると言えるのかもしれません。しかし、実のところ現在の詩表現が時代の最先端であるわけではないので、これは買いかぶりすぎですが。

だからということでもないのですが、「声と言葉のボクシング」団体戦は場を介することを念頭においています。3人でチームを組んで団体での表現を作り上げる中に、1人では成しえなかった表現、その表現を通して言葉の新たな発見ももたらされるのではないか、そう思って始めました。何よりもチームで声と言葉を交わすのも楽しい、いや昨年の全国大会では楽しかったので、その場の楽しさを1人でも多くの人に味わってもらうことができればとも考えています。

各地の大会では団体戦出場者も募集しています。1人では行き詰まっていることも打破できるかもしれません。奮って応募してみてはいかがでしょうか。


第9回兵庫大会のフライヤーが出来上がりました。

個人戦はもちろんのこと、団体出場チームも募集しています。団体出場チームは、兵庫県、岡山県、鳥取県、大阪府、京都府在住者の方たちで組んで応募できます。

c0191992_62844.gif第9回兵庫大会フライヤー表面

c0191992_62844.gif第9回兵庫大会フライヤー裏面(応募方法など)
by videoartist | 2010-04-20 10:00 | 「詩のボクシング」

第8回北海道大会出場者の募集が始まりました。

c0191992_62844.gif第8回北海道大会のフライヤー

予選会(札幌会場)道立道民活動センター(かでる2・7)
 会場案内のページ
 札幌市中央区北2条西7丁目 TEL.011-204-5100

予選会(湧別会場)=湧別町文化センターTOM
 会場案内のページ
 紋別郡湧別町字中湧別中町3020-1 TEL.01586-2-2188

北海道大会=湧別町ふるさと館JRY
 会場案内のページ
 紋別郡湧別町北兵村一区588 TEL.01586-2-3000


お申し込み&お問い合わせは

 ハガキかファックス、電子メールで!
 郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢・職業・学校名等

 出場したい予選会会場を明記して下記事務局までご連絡下さい。

 5月20日(木)必着です!(電話の申し込み不可)

お問い合わせ&お申し込み先
 良いもの見よう聞こう会事務局(湧別町教育委員会文化振興係)
 〒099-6592 紋別郡湧別栄町112-1
 TEL 01586-5-3132(直通)FAX 01586-5-2283
 e-mail:ikeda.koki@town.yubetsu.lg.jp
by videoartist | 2010-04-16 10:30 | 「詩のボクシング」

井上ひさしさんが亡くなったことを報じるニュースが流れています。

井上さんは、「詩のボクシング」宮城大会を開催していた仙台文学館の館長をされていたこともありました。

「詩のボクシング」に好意を持っていただいてもいました。

一度、全国大会のジャッジにお誘いしたこともありましたが、その時は、「今こまつ座の台本が遅れており、時間が守れなくて迷惑をかけるかもしれないので」と井上ジャッジは実現しませんでした。次の機会にと考えていましたが、残念です。

「詩のボクシング」の場は、井上さんの表現への姿勢と重なるところがあります。

井上ひさしさんは、一貫して「笑い」にこだわっていました。

「笑いは全く違う人々が同じ立場になる瞬間を作り出す。そして、相手を理解したと思った瞬間に、人は喜びを感じる」と言い、「笑いは人間が作るしかない」、「笑いは言葉で作りだせる」ものだとも言っていました。

井上さんの座右の銘もいいです。

むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
ゆかいなことをいっそうゆかいに

「詩のボクシング」のリングに立つ人たちは、この言葉に大いに共感できるのではないでしょうか。
by videoartist | 2010-04-12 22:00 | 「詩のボクシング」

ライブ空間のよさは、ネットなどのバーチャルな世界では感じられない自分の身の丈を感じられることにあるでしょう。

そのライブ空間で行う自作朗読には、自分の言葉を声にして聴き手にどのようにすれば伝えられるのかという迷いが付き纏います。

そして、あれこれと迷った先に自分の声と言葉を他者に伝えられれば、その瞬間、普遍的ともいえる世界を感じ取れた喜びに浸ることができます。しかも、その喜びが、自分とは何者かの問いに対する一つの答えを導き出してもくれます。

その瞬間は、バーチャルな世界では決して起こり得ない五感がもたらしてくれる営みの恩恵のようなものです。

現在、第6回神奈川大会予選会参加者の応募を受け付けていますが、予選会参加者の人数制限をすることにしました(リハーサル室の定員が30人ということもあります)。一定人数になったところで受付けを終わらせていただきます。

現在までのところ、これまでに参加した人たちも応募してくれています。聴き応えのある人たちです。その声と言葉を聴けるだけでも充実した予選会の時間が過ごせることでしょう。

一方、3人1組の団体での今のところ応募はありませんが、1組でも参加してもらいライブの場が華やげばいいと思っています。

第6回神奈川大会には、下記のページから直接エントリーできます。

c0191992_62844.gif第6回神奈川大会エントリーページ
by videoartist | 2010-04-04 14:30 | 「詩のボクシング」