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教育現場での「詩のボクシング」(1)


山梨県北杜市の小学校で先生をしている福井太一さんから「詩のボクシング」に取り組んだことについての丁寧なメールが送られてきた。

福井さんたちは、ここ数年「詩のボクシング」に取り組んでくれている。一過性のものではなく、継続しているからこその成果だとメールを読んで強く感じた。

その取り組みと成果をメールから引用すると、

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わたしたちが「詩のボクシング」に関わった研究も3年目となりました。

「コミュニケーション能力を高める手だての研究」のテーマのもと2年目の昨年は、活動に更なる広がり発展がありました。昨年度の内容は・・・

◎「詩のボクシング」大会を通してコミュニケーション能力を高める。

・他学校との交流(ビデオレター等を用いながら)
・学年での朗読大会(教科書の教材を用いる)
・校内で「詩のボクシング」大会を開催(トーナメント)
・学習発表会など,保護者の前での発表。
・実践後児童に感想を書いてもらい,共有する。

といったものです。研究員の所属する学校で規模の大小はあるものの「詩のボクシング」を行ってきました。

校内で大々的に大会を行っている学校が2校あります。このうちの1校が本校です。

初年度にまいた種花開いた感があります。というのも、児童が、自発的に大会を打ったのです。

5年生で取り組んだことをきっかけに、6年生となり、児童会の行事として全校に提案しました。
授業時間ではなく、休み時間を使い2回の大会を開きました。

1回目は私がレフェリー、進行をしましたが、2回目は子どもたちが行いました。

しかも、わたしよりも機転を利かし盛り上げていたことに感心しました(笑)。

まさに、コミュニケーション能力の高まりを感じました。継続して取り組んだことに意義があったのだと思います。単発的に行うのではなく、日頃から継続して行くことが広がりや深まりを見せます。

本校の教師からも、初年度に比べ声の大きさや朗読の仕方といったスキルが向上していることに加え、詩の内容がより深くなってきたという声が多く聞かれました。

どのような朗読が相手に伝わるのかを理解しはじめた、感じ始めたのだと思います。

また、質の高い「楽しみ」だったという講評を管理職よりもらいました。

私ども研究会のまとめた成果は次の通りです。

◎成果

○大きい声を出すだけでなく,感情を込めて発表する(訴える)児童が増えてきた。
○表現力が高まっている。
○表情が生き生きとしている。
○既製の詩を自分達で選んだり,自作の詩を発表することによって,思いを伝える機会を設けることができた。
○他のチームの発表を聞きあうことによって,よいところを吸収していた。
○優勝カップなどが子どもたちの励みになった。
○台本を見ずに発表でき,思いが伝わった。
○実践を通して他学校・他学年との交流ができた。

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もちろん、熱心に取り組めばこその課題も出てくる。

●動作化は本当に必要か?動作化に気をとられ、発声・感情を込めるなどのことがおろそかにならないか。
●異学年で対戦した場合、学年差をどう考慮するか(またはしないのか)。ジャッジが難しい。
●お笑いをよしとしてしまう空気が生まれるので、審査基準を確認していく必要がある。

この点に関しては、福井さんたちと一緒に考えてみたい。

一度、北杜市の数校の小学校で取り組んでいる「詩のボクシング」の様子を見たいと思っている。また、取り組まれている先生方と直に話をしたいとも思っている。
by videoartist | 2009-05-10 09:00