第5回「詩のボクシング」神奈川大会チャンピオンが誕生!
2009年 06月 13日
第5回「詩のボクシング」神奈川大会チャンピオンが誕生した。
吉川詩歩(よしかわ・しほ)選手。
11月21日に行われる全国大会に出場することにもなった。
一般参加の「詩のボクシング」を始めて今年で丸10年を迎える。
吉川選手は、10年目にして登場してきた朗読ボクサーと言えるかもしれない。
彼女の声と言葉は聴く者を圧倒するだろう。
第9回全国大会を楽しみにしてもらいたい。
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「全国大会に向けて」
吉川詩歩
多分たくさんつかえていたと思います。それでも心を込めたら、誰かが耳を傾けてくれている感じがして安心しました。対戦相手の方々の朗読を聞きながら、一体どんな部屋でどんな顔で、詩を書いたのだろうと考えました。そんな想像起こさせる程魅力的な大会でした。
話は変わりますが、人が必ず死ぬことって不思議ですね。マイケル・ジャクソンも私も死ぬのだということを、つくづく不思議に思います。しかし、マイケルは兎も角として、私のようなちっぽけな人の「生きている」ことが「生きていた」ことに変わる時、「いま生きている私」は何処へ行くのでしょう。恐らくそう長くないうちに、忘れ去られてしまうのだと思います。
そう考えると不安で何か書きたくなります。私がいま生きていることを文字にして確かめたくなります。結局そういうものしか書けていないので、みなさんの気に入るかはわかりません。でも、一緒に同じ風景を眺めるときのように聞いてもらえたら、やはり嬉しいのだと思います。
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第5回神奈川大会チャンピオン 吉川詩歩