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第9回兵庫大会チャンピオン誕生!もう一人全国大会出場!


第9回兵庫大会本大会が6月27日に行われました。

第9回という地方大会では最長の大会である兵庫大会。今回の予選会では初参加の人が多く、予選通過者の半数も初参加の朗読ボクサーとなった。

そしてチャンピオンとなり全国大会出場を決めたのは、初参加でもあった大窪純子選手でした。テキストを持たないで観客に対面し、あたかも場を呼吸するかのようにして行われた朗読が、トーナメントの回を重ねるごとに彼女の表現力を成長させたように感じた。

「詩のボクシング」では、時としてそういったことが起こります。

全国大会のリングでは、パワーアップした彼女の朗読を聴くことができるでしょう。

そして、今回は特別枠としてもう一人兵庫大会から全国大会に出場してもらうことにした。

朝日放送のアナウンサーの高橋大作選手がその一人です。

これまでの地方大会には、地元のテレビ局やラジオ局のアナウンサーやパーソナリティの人たちも挑戦してくれいますが、当たり障りのないことを美しく読むことに偏っている節があり、予選会落ちや予選を通っても1回戦負けをしていました。

しかし、彼は違っていた。アナウンサーという職業を前面に出してエンターテインメントする表現を模索し、その結果観客の心を掴み準決勝まで進んだ。

アナウンサーが全国大会のリングに上がるのは初めてのことです。しかも、「おはようコールABC」という朝の番組のメインキャスターです。

全国大会のリングでどのようなエンターテインメント朗読をしてくれるのか、非常に楽しみです。


大窪純子選手c0191992_19505744.jpg


[闘いを終えて] :大窪純子

予選会で「声がいいですね」と講評を頂いた私は、もうそれだけで参加した意義があったと思いました。それは私の人生で初めての出来事だったのです。

本大会に出場できるように選んで頂き、会場でどの方とお会いしても親しみを感じたことにも驚きました。一つの詩を自分の声で朗読するだけで、そこにその人が宿っていました。作者の声に託された詩はリアルにダイレクトに伝わります。一人一人の人生を一時共有し合うような、なんとも言えない充実感に満ちました。

過ぎた季節にいる人達からは懐かしい感性を、これからの季節の方からは標を頂きました。言葉って何て力を秘めているのでしょう。

開催に当たっては多くの方々のご尽力あってこそと感謝の気持ちで一杯です。私の人生の中に、このような素晴らしい機会を与えてくださってありがとうございます。

参加された皆様の思いをパワーにさせて頂き、兵庫魂を発揮してきたいと思います。


高橋大作選手c0191992_19503980.jpg


[闘いを終えて] :高橋大作

『民放のアナウンサーが、番組の企画か何かで“ノリ”で大会に参加している』。会場に集まった皆さんの中には、僕の事をそういう目で見た方もいらっしゃったと思います。

・・・その通りでした。僕は、何とも軽いノリで予選会に参加しました。強烈に後悔しました。

出場者=朗読ボクサー達からにじみ出る、張り詰めた緊張感。練りに練られた、詩の数々・・・

なんという失礼な気持ちで、この場にやってきてしまったんだろう。
あぁ、来るんじゃなかった。
あぁ、ことわればよかった。

・・・これは本気でやらなければならない。少なくとも、『あ、このアナウンサー、一応ちゃんとした気持ちでやっているな』と思ってもらわなければ、帰れない。
(そうじゃないと、イメージが悪い!!)

という、諸々の葛藤を抱えながら、『アナウンサーの日ごろ思っていることをアナウンサーらしく詩にする』というなんともあざとい方法で、予選を通過。

本大会までの約1ヶ月は、何とかネタを見つけようと取材ノートとは別に「詩ノート」を作りました。

これで僕も「朗読ボクサー」の一員となれたのではないか?
そんな思いを胸に、どきどきしながら参加した兵庫大会ではなんとベスト4!
しかも、特別枠で全国大会へ行けるとは、心底驚きです。
一緒に戦った兵庫大会の仲間たちのためにも1回戦負けはなんとしても避けなければ!
(そうじゃないと、イメージが悪い!!)

僕はアナウンサーはアナウンサーでも、関西でしか見ることの出来ない、しかもかなり知名度の低いアナウンサーです。

そんな僕ですが、「アナウンサーとは何か?」を全国大会でぶつけるべく(それで勝ちあがれるかは分かりませんが)詩のロードワークに励みたいと思います!



言葉の拳交え 「詩のボクシング」
2010.6.28 読売新聞朝刊

自作の詩を対戦形式で朗読する「詩のボクシング」兵庫大会の本大会が27日、姫路市山野井町の姫路文学館で開かれ、「きずな」をテーマに阪神大震災の体験を表現した神戸市西区の無職大窪純子さん(54)が優勝した。

10月16日に東京で開かれる全国大会に出場する。

予選会を勝ち上がった16~80歳の16人がトーナメント形式で対戦し、ボクシングリングに見立てたステージで自作を朗読。日本朗読ボクシング協会代表の楠かつのりさんら7人が審査した。

また、朝日放送アナウンサーの高橋大作さん(27)が、サッカーのワールドカップ南アフリカ大会でサポーターが鳴らす「ブブゼラ」という言葉をど忘れしてしまった気持ちをユーモアたっぷり紹介し、特別賞を受賞。全国大会出場が決まった。

優勝した大窪さんは「自分の体験を詩を通じて多くの人と共有できて、とても幸せでした」と喜んでいた。



姫路「詩のボクシング」兵庫大会 
大窪さん(神戸)全国へ 亡き母への思い 力強く
2010.06.29 神戸新聞朝刊

「詩のボクシング」兵庫大会
大窪さん(神戸)全国へ
亡き母への思い 力強く

 リングに見立てた舞台で自作の詩を朗読し、どれだけ観客の心に届いたかを競う「第9回詩のボクシング兵庫大会」が27日、姫路市山野井町の姫路文学館であった。個人戦で神戸市西区、無職大窪純子さん(54)が優勝、10月16日に東京で開かれる全国大会に出場する。

 予選会を通過した16人(個人戦)と3チーム(団体戦)が出場。日本朗読ボクシング協会代表の楠かつのりさんらがジャッジを務めた。

 大窪さんは阪神・淡路大震災からの再生の誓いや、亡き母に対する思いを澄み切った声で力強く語り掛けた。また、特別枠として、朝日放送アナウンサー高橋大作さん(27)=大阪市=も全国行きの切符を手にした。

 団体戦は観客の挙手で勝敗を決め、西宮市の主婦伊予野みかんさんら3人でつくる「ザ・フルーツ」が優勝。全国大会出場に向け、日本朗読ボクシング協会の推薦を得た。


by videoartist | 2010-06-28 22:00 | 第10回個人戦・全国大会2010