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第6回山口大会チャンピオン誕生!


第6回山口大会in下関チャンピオンと全国大会出場者によつばなし・とも選手がなりました。

予告通り、準決勝までを下関市の勤労福祉会館で行い、決勝戦の場を巌流島に移して行いました。

それは2005年に行われた高校生全国大会以来の源流島での「詩のボクシング」の試合でしたが、晴天にも恵まれ、両選手の思いの丈がぶつかり合った清々しい決勝戦になりました。

代表となったよつばなし選手の朗読というよりも独特の独り語りが、全国大会でどのような判定を受けることになるのか楽しみです。

ところで、巌流島行きの船に乗る前に第4回佐賀大会チャンピオンになった三好直樹選手に偶然会いました。わざわざ山口大会の決勝戦を観に来たわけではなく、連休を使った夫婦旅行で巌流島に来たとのことでした。残念ながら、わたしたちが乗る船から降りたところでした。人はどこでどう再会するのか分からないものだとつくづく思いました。

また、巌流島に渡ったところで、島に住み着いているという守り神のような狸に遭遇しました。

これらの偶然からして、巌流島400年祭で選抜式「詩のボクシング」全国大会は行われることでしょう、きっと。

さて、第10回「詩のボクシング」全国大会まで残すところ出場者が東京大会代表の1人となりました。

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  よつばなし・とも選手
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[ 闘いを終えて ] :よつばなし・とも

「声と体を使って言葉を楽しむ」、これが朗読ボクサーとしての私の原点です。本大会もリング上で「どんな声や体で表現しようかぁ」と楽しみつつ一戦一戦闘って参りました。

今回の山口大会の決勝戦は『巌流島』。武蔵・小次郎像前が決戦の舞台でした。

素晴らしい舞台の下で戦えたことがとても嬉しく、朗読ボクサーと朗読剣豪が合体した気分が味わえました。

また巌流島に上陸し決戦場へ歩いている途中、子狸と遭遇しました。

「皆さん、巌流島名物の狸ですよ」

共に闘った笈さんのアナウンス。

「決勝はどちらが化かすが化かされるか!」

そんな戦いを予兆するかの子狸の登場でした。

決勝戦の即興詩、冒頭言葉が出てきませんでした。
「どうすればいいのか・・・ええい!どうにでもなれぃ!」
私は口から出た言葉だけを信じました。
正直、どんな朗読をしたのか全然覚えていません。

それが功を奏したのか、私は対戦相手、ジャッジ、観客をも化かした形になって栄誉ある6代目の山口大会チャンピオンを奪取することができました。

ところで、会場入りした時、受付の方から「もう楠先生の挨拶が始まってますよ」と言われ、慌ててホールの中へ。ステージ上の楠先生が挨拶の途中、私に向かって「あぁ~来た来た!来るの待ってたよ!」と言われる始末。これは宮本武蔵に倣ったのでは決してありません。

そんな中、楠先生をはじめ、会場にいらっしゃった皆さんが私を温かく迎えてくださいました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。

全国大会では下関の仲間たちの思いを胸に、朗読ボクサーとして少しでも恩返しができるように頑張って参ります。



広島の花本さん優勝
下関で「詩のボクシング」山口大会
2010.9.19 山口新聞

「詩のボクシング」山口大会が18日、下関市幸町の市勤労福祉会館と同市の巌流島で開かれ、広島市東区の花本剛さん(35)が優勝した。

「詩のボクシング」は2人の選手が交互に自作品を全身を使って朗読し、ジャッジがどちらの声と言葉がより観客に伝わったかを判定する。

この日は日本朗読ボクシング協会の楠かつのり代表ら5人がジャッジを務め、県内外から参加した16人が対戦。準決勝までは市勤労福祉会館で、決勝は初めて巌流島で行われた。

全身を使った表現とマイクいらずの声の大きさで勝ち進んだ花本さんと、準決勝まで進出すると思わずに用意していなかった作品がなくなったものの即興で乗り越えた下関商業高校2年の秋田遥香さんが対決。

決勝のみの種目「即興朗読」で先攻の秋田さんの内容をうまく受けた花本さんが3対2の接戦を制した。優勝した花本さんは、10月16日に東京都で開かれる全国大会に出場するという。昨年は山口大会優勝者が全国大会でも優勝している。



パンチの利いた言葉応酬
山口大会 16人が「詩のボクシング」対決
2010.9.19 毎日新聞

朗読ボクサーがリングに立ち、パンチならぬパンチの利いた言葉で自己表現する「詩のボクシング」山口大会が18日、下関市幸町の勤労福祉会館と巌流島であった。

県内や福岡市などから出場した16人が自作品を思い思いに読み上げた。優勝は広島市東区の公務員、よつばなし・とも(=花本剛)さん(35)。

「詩のボクシング」は1対1の対戦形式で行われ、それぞれが自作品を朗読した後、5人の審査員が勝敗を判定する。

出場者16人の作品は、家族愛や日常のエピソードを面白おかしくつづったものから、物事の真理を探究する哲学的なものまで多種多様。表現方法もそれぞれ趣向を凝らし、聴衆を引き込んだ。

よつばんしさんと市立下関商業高校2年、秋田遥香さん(16)の対戦になった決勝は、会場を決闘の地、巌流島に移して行われた。

2人は即興作品をなど2編を披露。よつばなしさんが判定3対2で接戦を制し、10月に東京である全国大会初出場を決めた。


by videoartist | 2010-09-20 08:30 | 第10回個人戦・全国大会2010