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8年振りの朗読ボクサーへ!第11回全国大会出場について


8年振りにリングに戻って来た朗読ボクサーが闘っている。

彼は自らの病と熾烈な闘いを繰り広げるなかで湧き起ってくるさまざまな感情を宥めながら昇華させた言葉を声にしている。

そうやって闘う姿を見せることと見ることのうちに傷ついた身体は癒され、励まされ、勇気を与えられ、なおも前に進もうとするのではないか。

振り返ってみると、発せられた言葉らがわたしの心のなかに銀河のように輝く道をつくりだしていた。

それを詩だということもできるだろう。

だが、それはうつくしい言葉によってではなく、うつくしい魂によってつくりだされたものである。

中原中也の詩にある、


夜、うつくしい魂は涕(な)いて、
  もう死んだつていいよう……といふのであつた。

湿つた野原の黒い土、短い草の上を
  夜風は吹いて、 
死んだつていいよう、死んだつていいよう、と、
  うつくしい魂は涕くのであつた。

夜、み空はたかく、吹く風はこまやかに
  ——祈るよりほか、わたくしに、すべはなかつた……


このうつくしい魂がリングの上にもあったのである。


 第8回「詩のボクシング」香川大会チャンピオン・谷口基c0191992_18483331.jpg



「詩のボクシング」全国大会へ向けて

谷口基

生きるということがこんなにも困難なのだと思い知らされた時間を生きています。

同時に、その困難さを、人へ受け渡せる詩の言葉へと研ぎあげることで救われる時間も与えられました。それは、目標をもって生きることの確かさを少しずつ思い出させてくれる時間でした。

そうして生まれた詩を表現する舞台はとても緊張しました。

オリジナル詩の朗読は、人前で自分をさらけ出すことであるという覚悟はしていたつもりでしたが、いざリングに立つと、自らの体験を告白することのおそれが沸いてきたのでしょうか、原稿をもつ手がふるえました。

でも、これは自分でも本気なのだということが確認できたふるえでもありました。ふるえのもう一つの原因は、自分の生み出した詩が、通用するかどうかわからないことへのおそれでした。

表現、特に詩の朗読という表現は、相手がきちんと受けとめてくれることではじめてその価値をもつものだと思っています。

私の詩がどのように受けとめられるのか、表現として成り立つのか、それがわからないままリングに立つことは、自らの表現を拒否され、うちのめされた経験をもつ者にとって本当に恐怖でした。ふるえる手で原稿を持ちながら未知の原っぱを歩く心地がしました。

しかし、自らの表現が受け入れられたときの心の充足は何にも代え難い救いとなりました。

全国大会では、舞台の大きさにひるまないよう、共に闘った朗読ボクサーの思いを担いながら、自分を表現したいと思っています。



第11回「詩のボクシング」個人戦全国大会への谷口基選手の出場について

【お断り】
第8回香川大会チャンピオンで全国大会出場者になった谷口基選手は、現在病気治療中です。谷口選手が出場できない場合は、香川大会を代表して第4回香川大会チャンピオンで第6回全国大会チャンピオンでもある木村恵美選手に出場することを日本朗読ボクシング協会が要請し、香川大会実行委員会に承諾されました。ただし、谷口選手が出場できるようになれば、木村選手ではなく、谷口選手が出場することになります。



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木村恵美

毎日を丁寧に生きるということが、少しなじんできたような気がします。そのかわり、いくつもの事を平行して進めるのはますます苦手になりました。

それでも日々のできごとは容赦なく押し寄せ、たくさんの事を取りこぼし、慌てて繕い、顔を上げてはまた見失い、途方に暮れることばかりですが、手の中に残るものが少ない分、せめてそれを大切にしたいと思っています。

私の声と言葉を聞いてくださるみなさんの前で、3分間を丁寧に生きたいです。



うみがめむら・チーム
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10月22日(土)の第3回「声と言葉のボクシング」団体戦・全国大会にはうみがめむら・チームとKIMURAYA・チームの2チームが出場します。


うみがめむら・チーム

<うみ>なんだか楽しそうなふたりと一緒に、なんだか楽しそうな旅に出る。想像しただけで果てしない。それは果てしない。

<かめ>だなんだかよくわからないけど、珍しいものが観れそうなので楽しみです。

<むら>誘われて誘われて、出てみたら「ありゃ」しちゃった。という感じでした。 あの三人のブレンドから、どんなポエジーが発していたのでしょうか? 何か届いたのですね。 即興やパフォーマンスの現場は、不思議な現象が起こりますね。どきどきわわわ 秋に別の地でやったら、またどんな味が醸されるのでしょうか? fじょじょい;「



KIMURAYA

<ウルトラな母>子どもの頃、大好きだったのが「家族そろって歌合戦」というテレビ番組です。歌自慢の家族が3人ひと組で出場し、「ウサギさんチーム」や「ぞうさんチーム」などのプラカードを携えて、楽しそうにマイクに向かっていました。その中には、家族に囲まれて、でも等分に役割を与えられ、胸を張ってそれに応える小さな女の子が、毎週どこかの家族にいました。私の家族はそろって音痴だったので出場の夢はかないませんでしたが、ひとつのことを通して家族で盛り上がること自体がうらやましかったような気がします。そんなことを思い出したのも、団体戦に参加したおかげでした。全国優勝チーム「111」の富田萌花ちゃんの活躍に憧れて「私も出たい」と言い出したマナカマンの夢を叶えるための「KIMURAYA」結成でしたが、もしかしたら、私自身があの頃の夢を叶えたのかもしれません。

<モロボシ・ダン>大会の日は、朝からドキドキしていました。マイクの前に立つと、緊張していっぱい汗が出ました。予選では牛乳の話でしたが、本戦は父さんのことを書きました。いいところをいろいろ書いたけど、家に帰って父さんに感想を聞くと、「まだまだ読みが浅いな」と言われました。ちょっとがっくしでした。全国大会に行ったら、まず一回戦は勝ちたいです。がんばります。デュアっ!!(←モロボシ・ダンの変身の声)

<マナカマン>私は、大会の前のばんからワクワクしていました。会場についてリングに上がって客席を見たら、広いなぁと思いました。私は、小学校一年生の夏休みに書いた読書かんそう文を短くしたのを読みました。二回戦のそっきょうでは、「うみまげむら」と当たったので、おもしろかったです。全国大会に行ってもがんばりたいです。


by videoartist | 2011-03-29 19:30 | 個人戦及び団体戦・全国大会2011